刑法234条2項「電子計算機損壊等業務妨害罪」
コンピュータ上のデータを破壊して業務を妨害する行為は、刑法２３４条２項で「電子計算機損壊等業務妨害罪」として処罰対象にされている。
【条文】
（電子計算機損壊等業務妨害）
第234条の2
人の業務に使用する電子計算機若しくはその用に供する電磁的記録を損壊し、若しくは人の業務に使用する電子計算機に虚偽の情報若しくは不正な指令を与え、又はその他の方法により、電子計算機に使用目的に沿うべき動作をさせず、又は使用目的に反する動作をさせて、人の業務を妨害した者は、5年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金に処する。
前項の罪の未遂は、罰する。
改正経緯
2022年、以下のとおり改正（施行日2025年6月1日）。
（改正前）懲役
（改正後）拘禁刑
改正経緯
2011年改正にて、第2項を新設。