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ストレージと電源を挿すだけでRaspberry Piを動かす(Raspberry Pi OS編)

Last updated at Posted at 2021-01-06

はじめに

Raspberry Piをサーバとして使用するのにセットアップのためだけにディスプレイとキーボードをつなげるのは面倒...と思ったことはありませんか?

こんな煩わしさを解消するために、Raspberry Piのセットアップを手元の端末でほぼ完結するやり方をまとめておきます。

お品書き

今回は以下のパターンのセットアップについて見ていきます。

  • Raspberry Pi OS(今回はここにフォーカスします)
    • SDカード使用
    • USBメモリ使用
  • Ubuntu Server
    • SDカード使用
    • USBメモリ使用

本題に入る前に

今回インストールディスクの書き込みにはRaspberry Pi Imagerを使用します。使用端末に合わせたものをインストールしてください.

Raspberry Pi OSでのセットアップ

SDカード、USBメモリ共通の手順です

Raspberry Pi Imagerでのディスクの書き込み

OSの選択

Raspberry Pi OS Lite(32bit)を選択します
スクリーンショット 2021-01-06 22.18.01.png

ディスクの選択

端末に起動用のディスクを挿入し選択画面から選択してください
スクリーンショット 2021-01-06 22.20.55.png

書き込み

WRITEを押して書き込み。
書き込み完了後ディスクはアンマウントされてしまうので再度装入し直してください。

wifi接続設定ファイルの作成

ベースとなる接続設定ファイルについて

以下を用いていきます。
SSID名とパスワードのハッシュ値を埋めていきます。
SSIDは接続先のものをそのまま書き込んでください。

wpa_supplicant.conf
country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
	ssid="{SSID名}"
	psk={暗号化キー}
}

暗号化キーについて

ブラウザで生成する場合にはhttp://jorisvr.nl/wpapsk.html のページで生成するやり方があります。

上記のページでは入力したSSID/WPAキー/生成された暗号化キーの送信をサーバに送信しているわけではなさそうです。
ただ、心配な人は以下のdockerコマンドを叩くことで暗号化キーの生成ができます。(事前にdockerのインストールが必要です。)

$ docker run -it ubuntu:20.04 /bin/bash -c "apt update && apt install -y wpasupplicant && wpa_passphrase {SSID名} {WPAキー}"

生成されたキーを上記の {暗号化キー}の部分に埋め込んでください。

設定ファイルをSDカード/USBメモリに転送

先程作成したwpa_supplicant.confをSDカード/USBメモリのルートディレクトリに配置してください。
また、RaspberryPiが起動したあとにsshができるよう sshというファイル名のからファイルを作成してください。

macでの手順は以下です


$ ls wpa_supplicant.conf
wpa_supplicant.conf
$ cp wpa_supplicant.conf /Volumes/boot/
$ touch /Volumes/boot/ssh
$ ls -1 /Volumes/boot/wpa_supplicant.conf /Volumes/boot/ssh
/Volumes/boot/wpa_supplicant.conf
/Volumes/boot/ssh

SDカード/USBメモリをRaspberryPiに挿し電源を入れてください。
ssh をする際には ssh pi@raspberrypi.localでログインできます。(PWはraspberry)

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