CDSソリューションの環境変数とは
CDSの環境にて、共有できる変数を設定する機能。
ソリューションに追加することができるので、ソリューションでのデプロイができる。
デプロイした先にて、環境変数を上書きして使用する。
また、ツールでのデプロイにも使える。
ただし、2020年7月4日時点では、プレビュー機能です。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powerapps/maker/common-data-service/environmentvariables
目的
- Power Automateで環境変数で変数を使い回す
- Power Automateで環境変数を取得する
ちょっと困ったこと
環境変数の正しい値を取るのが現時点ではめんどい。(GAになったらそれ用のアクションとかつくってくれそうだけど)
環境変数は登録すると、CDSのEnvironment Variable DefinitionとEnvironment Variable Valueというエンティティにデータが格納される。
Default Value あり
Current Value なし
↓
Environment Variable Definition あり
Environment Variable Value なし
Default Value あり
Current Value あり
↓
Environment Variable Definition あり
Environment Variable Value あり
環境変数を正しく取得するには、まずEnvironment Variable Valueの値を検索して、
存在しなければ、Environment Variable Definitionを検索する必要がある。
ちなみに、DefinitionとValueは1:Nのリレーションシップなので、複数のValueが持てそうだが、
設定しようとすると、Pluginでエラーになります。
やったこと
GitHubにソリューションファイルを上げました。
https://github.com/simpliciter11/Power-Platform/tree/master/Power-Automate/GetAnEnvironmentVariable_1_0_0_1
注意事項
- サンプルのフローの戻り値のデータ型はTextになります。
- 環境変数のデータ型は、Decimal Number、JSON, Text, Two optionsすべてで動作確認しました
- ただし、繰り返しになりますが、戻り値はTextです。呼び出し側のフローで変換してください。
- サンプルのフローは、軽く試してみたけど、ソリューションをインポートしただけだと動かないです