私は未経験でエンジニア転職を目指している31歳のいしかわです
とあることをきっかけにAWS Certified Cloud Practitionerを試験を受けようと思い現在学習中です
参考にしているもの書籍は定番の緑本です
学習したことを少しずつアウトプットしていければと思います。
プログラミング、AWSともに初学者なので内容や理解に誤りがある可能性があります
誤りがありましたら教えてくださると幸いです
AWSってなんか怖くない?
私はこの学習を始めるまでAWSのことが心底怖かったです
なんでかって?
AWSが何しているのかわからないから
でした
人間ってなにしてるかわからないもの怖いですよね
夏に道端に落ちている蝉が急に暴れ回るのも「もしかしたら暴れ回らないかも…でも暴れるかも…」と思いつつも暴れるとビクゥッってしちゃいますよね。自分はしちゃいます。
「大盛無料!」の文字列を見た後、記憶を失って、気がついたら目の前にご飯が大盛りになった定食か、大盛りになったラーメンが目の前にあることも怖いです
AWSにも同じように
- なにしてるんだろうこれ…サーバー的…な…?
- 過剰な請求されるんじゃ…?
- なんかできることが多そうで混乱しそう…
と思っていました。
しかし現在進行形でAWS Certified Cloud Practitionerをしているうちに
こいつすごくね?
という感情がものすごく湧き出ています
大事なのは湧き出ているだけで私自身はまだ、AWSを使いこなしてなにかしている!こんなことができる!と言えるような知識は持ち合わせておりません
なのでこの記事では私と同じようにAWSに対して謎の恐怖感を持っている方に向けて
AWSは怖くない…怖くない…ほらね怖くない…怯えていただけなんだよね…
ということが伝わればいいなあと思って書こうと思います
クラウドとオンプレミスの違い
オンプレミス
みなさん会社の一角に「サーバールーム」というものがありませんでしたか?
なにかの機会に入ってみたら夏でも冬でも空調が入っており冷房をガンガンに効いてて「さむっ」と思ったり、定期的に専門業社の方が立ち入ったりしていませんでしたか?
サーバーには企業の大事な情報が入っているので、サーバーが熱暴走を起こさないために空調を聞かせているのです。
あのサーバーは先人たちが
「今後数年間我が社のシステムを安定して正常に動かすためには、この程度の処理能力が必要で、この程度の容量が必要で、この程度の回線速度が必要で……………………カタカタカタカタカタッターンッ」
って感じではじき出した理論値で構成されたサーバーになります
このようにこのようにサーバーやネットワーク、ソフトウェアなどの設備を自分たちで導入、運用することをオンプレミスといいます
オンプレミスにはメリットもデメリットもあります
メリット
* 既存の自社システムや業務フローと連携がしやすい
* 自社の要件に合わせて、ネットワーク環境やセキュリティレベルを構築できる
* カスタマイズやメンテナンスを、事業者の都合に左右されず自社の都合に合わせて実施できる
デメリット
- システムの運用開始までの初期コストや時間がかかる
- 情報システムの機能やカスタマイズによっては、さらなる費用や時間が必要になる
- システム・機器のカスタマイズ、アップデート、メンテナンス、トラブル対応などをすべて自社リソースで対応する必要がある
今回はAWSの説明を行うためにオンプレミスのデメリットについて着目したいと思います
- システムの運用開始までの初期コストや時間がかかる
物理的に大きいサーバーをサーバー室に入れるまでに超えなきゃいけない壁がたくさんあるのはなんとなくお気づきでしょうか?
様々な要素に対してどの程度のスペックのサーバーを入れるべきか検討し、そのサーバーを購入するための予算を確保し、予算が確保できたら発注し、発注してから完成するまで待ちぼうけ、完成したらサーバー室に配達してもらうために、依頼業社の入館証を発行して、配達してもらい、ネットワーク等々の設定を行い、ようやっと使えそうな感じです - 情報システムの機能やカスタマイズによっては、さらなる費用や時間が必要になる
オンプレミスを設置した後に、先人たちがはじき出した「カタカタカタカタカタッターンッ」を超えるスペックが実は発生した場合、サーバーを追加してスペックを強化しなければなりませんし、サーバーにアクセスできないとユーザーの不信感に繋がるかもしれません。逆に過剰なスペックだった場合どうなるでしょうか?無駄な予算を払っていることになってしまいます。 - システム・機器のカスタマイズ、アップデート、メンテナンス、トラブル対応などをすべて自社リソースで対応する必要がある
システムのアップデートを必要になった場合、専門の業者を呼ぶ必要があり、再び入館証を発行して、専門業者に出入りしてもらいアップデートをする必要があります。
詳しくない私でも「めんどくさ…」と思ってしまいますね。めんどくさいだけならまだしも、お金や時間、手間というリソースを奪われてしまうのはどうも気に食わないです
そんなときに知って欲しいのがクラウドです
クラウド
「なんかインターネット上から、自由に出したりひっぱたりすることができるあれでしょ?iCloudとか、Googleドライブとかあれでしょ?」
くらいにしか思っていませんでした
調べるとクラウドとは
インターネット経由で仮想サーバー、データベース、ストレージ、アプリケーションを含む様々なITリソースをオンデマンド(従量課金制)で利用できるサービスの総称
です
安心していください。私も初めてきいたとき「何を言っているのかわからねーと思うが」が説明文の頭についていました
AWSクラウドコンピューティング
AWSはAmazon Web Servis
の略称です
世界中の皆さん一度は使用したことがあるであろうAmazonが提供しているサービスです
元々はAmazon社が社内のビジネス課題を解決するために生まれたサービスであり、そのノウハウをもとにAWS
として企業を対象にしてITインフラストラクチャサービスとして提供を始めました
※ITインフラストラクチャ:いわゆる「インフラ」 基盤となる設備や要素(サーバや回線)
そしてAWSは現在世界中の245カ国でクラウドインフラストラクチャプラットフォームを提供しています
AWSを使用することで先ほどオンプレミスで発生していた問題が一気に解決するのです
AWSには使うことで6つのメリットを享受することができます
1.固定費(設備投資費)が柔軟な変動費へ
オンプレミスではサーバー等を導入するために多額のイニシャルコストが必要でした
しかしAWSを利用すれば、実際に利用した分だけ支払い済むため初期投資が必要なくなります
これは企業にとって大きな初期投資を避けて小規模投資から事業を開始することができることから既存システムの総所得コストを削減しその分新規システムにコストをかけたり、継続的なコストパフォーマンスの向上を実現できます
2.コストの最適化
AWSの各種サービスの利用料には、従来のオンプレミスに関連する様々な費用が含まれています
そうですみんな大好きコミコミです
オンプレミスでかかっていたサーバー代、サーバーの電気代、ラック使用料金、ネットワークの使用料金、保守費用、人件費、定期的な機器更新にかかる費用、これらの費用が全てコミコミです
なのでその分の時間や労力をユーザーに直接関わる業務に充てることができます
3.キャパシティ予測が不要に
オンプレミスでは「カタカタカタカタカタッターンッ」してましたが、AWSでは必要ありません。なぜなら必要に応じてスペックもストレージのサイズも変更できるからです。過剰なリソースがある場合も、不足しているリソースがある場合も状況に応じて柔軟にスケーリングを行うことができます
※スケーリング:装置やソフトウェア、システムなどの性能や処理能力を、要求される処理量に合わせて増強したり縮減したりすること
4.スケールによる大きなコストメリット
AWSはオンプレミスに比べて規模の経済の利点を活かして低いコストで利用することができます。
AWSを利用するユーザーが増えれば増えるほど従量課金制の料金を抑えることができます。
たまにスーパーで発注数量間違えて、激安売りしてるときありますよね。あれです。
実際AWSはサービス開始から129回以上の値下げを実施しており、サービスを利用しているだけでランニングコストが下がるというメリットがあります。
5.スピードと俊敏性の向上
従来オンプレミスではサーバーの導入などに数週間から数ヶ月の期間を要していました
AWSは数分で様々なリソースを利用できるようになるので迅速なリソース調達が可能になります
またスケーラブルに構成を変更できるので、これまでかかっていた検証や開発にかかるコストと時間が大幅に短縮され組織の俊敏性が大きく向上します
新しいアイディアが浮かんだ時、他社に先駆けてアイディアを市場にだすことができます
6.わずか数分でデプロイ
もし上司から「ニューヨークとリオとパリににオンプレミスのサーバー1台ずつ追加しておいて」って言われたらどうします
考えたら嫌になるくらいやること多そうですね
AWSならオフィスにいながら、数クリックでそれらの地域(の周辺)にWebサーバーを構築することができます。
世界中にアプリケーションを簡単に展開できます
また東京にサーバーを1台追加したと仮定したとき、災害発生時の対策として大阪にもサーバーを増設したい場合、東京にあるシステムを数分で大阪に再構築することができます
このようにしてオンプレミスで不便だったことをAWSを使えば、ものすごく簡単にお得にできるんです!!!
私は楽になったりお得になったりするのが大好きなので、感動しました。やるじゃんAWS!!!
ここまで見てくれた方が感じているAWSへの恐怖感が少しでも薄れていたら幸いです
私は今緑本の「データベースサービス」のあたりを学習しておりますが、今後も理解を深めたいところについて、アウトプットしていけたらと思っています。