はじめに
VSCodeで合字を有効にするために
"editor.fontLigatures": true
のように指定すると思いますが、このeditor.fontLigatures
の引数にはBoolean以外にも、ss01
のようなStylistic Setsと呼ばれるものも指定できることを知ったので共有しようと思います。
方法
true
/false
の代わりに、ss01
などのStylistic SetsのコードをString型で書くだけです。
全体を"
で、それぞれの要素を'
で囲んで、カンマ(,
)区切りで記述します。
"editor.fontLigatures": "'ss01', 'zero'"
実際にやってみる
Fira Codeを使って、実際に細かい設定をしてみようと思います。
このフォントには、以下の画像のようにグリフを変えられます。
今回は違いのわかりやすいss02
、ss03
、ss05
、zero
を変えてみます。
まず、普通に"editor.fontLigatures": true
と指定した場合がこちら。
上のスクリーンショットのDefaultに指定されている部分がすべて反映されていることがわかります。
そして、"editor.fontLigatures": "'ss02', 'ss03', 'ss05', 'zero'"
と指定した場合がこちらです。
ここに指定した部分だけ別の文字セットが使われていて、指定しなかった部分はデフォルトのものが使われています。
Stylistic Setsはフォントによって違う
このStylistic Setsはフォントによって対応しているものが違うので、使えるかどうかはフォントを提供しているページで調べましょう。
おわりに
スラッシュ0とドット0みたいな、合字とは別の部分の選択もできるので、より自分の好みの字形でエディタを使うことができますね。
さらに合字オフかつこの異字体を使うみたいな柔軟な設定ができたらなーと思ったり。