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Arcserveのコマンドを使って、RDXをイジェクトする

Last updated at Posted at 2025-07-15

自分用メモ。

Arcserveを使用し、RDXに対してバックアップを取る。
この時、一つのRDXの中に月曜~金曜といったフォルダを切り一週間5世代分のバックアップを取るとする。
この使い方をすると、ドライブのイジェクトボタンを押しても出てこなくなってしまう。
バックアップ後のオプションで、「イジェクトする」を選んでも機能しない。
人の手で、Arcserveから「イジェクト」の指示をするしかない。
(おそらくはArcserveが掴んだままなのであろうと思われる)

1日あたり1RDXのバックアップみたいに、自動的にイジェクトされないかなあ、というのを多分かなり強引な手順で実現させてみた。

サマリ

「ca_devmgr」コマンドを使用すれば可。但し権限付与が必要。
「ca_devmgr」を記述したbatファイルを、バックアップ後処理に仕込む。

動作確認環境

  • Windows Server 2022
  • Arcserve Backup 19.0 for Windows BOX
  • 最終動作確認:2024/4 ※次回確認:2025/8

やったこと

1. 権限付与:

バッチを実行するユーザーに、「caroot」と同じだけの権限を付与する必要がある。
Arcserve Backupのコマンドを使用して実施する。

コマンドプロンプトから実施する。ディレクトリ移動を忘れないこと。
cd /d c:\Program Files (x86)\CA\ARCserve Backup

ca_auth -equiv add <サーバー名>\<ユーザー名> <サーバー名> caroot caroot <carootのパスワード>

※指定のユーザーに、指定のサーバーの「caroot」権限を、carootのユーザー・パスワードを以て与える と解釈

権限追加を確認するためのコマンド:

ca_auth -equiv getequiv

→権限付与が成功していれば以下のような表示になる

 Equivalent ARCserve user for <サーバー名>\<ユーザー名>@<サーバー名> : caroot

2. イジェクト構文

a_devmgr -eject <adapter #> <scsi ID> <lun>
  • adapter # :アダプタという単語は出てこないが、Arcserve上のデバイスマネージャー上で見られる通番
  • scsi ID :同デバイスマネージャー上で確認可能
  • lun :同デバイスマネージャー上で確認可能

例:ca_devmgr -eject 3 0 0

3. bat化

cd /d c:\Program Files (x86)\CA\ARCserve Backup
ca_devmgr -eject 3 0 0

これをbatファイル化して、後処理に仕込むだけである。

注意事項

これが関係しているのかは分からないが、若干動作が不安定になったことがある。
Arcserveに設定したはずのデバイス情報が消えていたことが2回。
この処理を仕込んでいない環境では起きなかったので、関係があるかも。

ArcserveManagerを起動しっぱなしでバックアップジョブが走って、イジェクトされたからかも?
ちゃんと設定が終わったらウィンドウを閉じよう、というだけの話ならいいんだが…

今後も要検証のこと。

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