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【React Native】Expoのローカルプロジェクト作成〜GitHub/gitとの連携手順まとめ【git】

Last updated at Posted at 2025-08-14
  • ローカルで新規プロジェクト作ったけど、ここからどうやってgitに繋げればいいの?
  • GitHubでリポジトリ作成したけど、どうやってローカルのgitに繋げればいいの?
  • README.md.gitignore でコンフリクトが起こってpushできない…

初心者がはじめてExpoのローカルプロジェクトを作成し、gitと連携しようとした際に、上のような点で詰まったので、備忘として書いておきます。

個人開発向けです。

gitの初期設定が完了している前提です。
設定状況は、git config -l もしくは git config --global -l で確認できます。

tl;dr(要約)

1. ターミナルから新規プロジェクトを作成
以下例、テンプレートがblank-typescript、プロジェクト名がmy-project の場合:

npx create-expo-app --template blank-typescript@latest my-project

2. GitHub上でリモートリポジトリを作成

  • リポジトリ名は上で作成したプロジェクト名と同じにする(混乱防止のため)
  • README.md オプションと .gitignore オプションはオフ

3. (初回のみ)gitのデフォルトブランチ名をmainに変更

git config --global init.defaultBranch main

4. ローカルリポジトリを作成〜リモートリポジトリに紐づけ・反映

git init
git add .
git commit -m "initial commit"
git remote add origin https://github.com/ユーザー名/my-project.git
git branch -M main
git push -u origin main

5. (お好みで)別ブランチdevelopを作成、リモートに反映、追跡ブランチに設定

git branch develop #ローカルにdevelopブランチを作成
git switch develop #developブランチに移動
git push -u origin develop #今いるローカルブランチの内容をリモートのdevelopブランチ(新規作成)に反映しつつ、developブランチを追跡ブランチに設定

+GitHubのリポジトリページの設定→デフォルトブランチをdevelopに変更

1. ターミナルから新規プロジェクトを作成

ターミナルから create-expo-app でローカルに新規プロジェクトを作成する。
たとえば、利用するテンプレートがblank-typescriptの最新版、プロジェクト名が my-project なら、このようになる。

npx create-expo-app --template blank-typescript@latest my-project

2. GitHub上でリモートリポジトリを作成

github.comで新規リポジトリを作成する。
サイトに飛び、右上の+ボタン (Create new...) から、 New repository を選択。

リポジトリ名

好きな名前で指定する。ハイフンで区切れる。

例)
ToDoアプリ: react-native-todo-app
パズルゲーム: react-native-puzzle-game

公開範囲

迷ったら Private に設定しておけば問題ない。
あとからPublicにもできる。

README.md.gitignore のオプション

これらのオプションは基本いじらず、オフのままにしておく。
(README.mdはオフ、.gitignoreは「No .gitignore」を選ぶ)

  • オフにする理由:
    • コンフリクト回避のため(後で面倒な作業が増えないようにするため)
  • オフでも問題ない理由:
    • README.md はあとで追加すればok
    • .gitignore はexpoのテンプレートが作ってくれるもので事足りるし、必要な部分は後で自分でgithubが公開してくれているテンプレートから追加すればok)

3. (初回のみ)gitのデフォルトブランチ名をmainに変更

ローカルでgit initしたときの初期ブランチ名のデフォルトがmasterになっていることがあるので、mainに変更しておく。

gitのバージョン確認

まず、gitのバージョンを確認する。

git --version

(もしくはgit -v

これで、gitのバージョンが2.28以上なら次に進む。

gitのデフォルトブランチ名をmainに設定

以下のコマンドで設定できる。

git config --global init.defaultBranch main

GitHubがデフォルトブランチ名をmasterからmainに変更した経緯:
GitHub、これから作成するリポジトリのデフォルトブランチ名が「main」に。「master」から「main」へ変更 - Publickey

設定を確認する方法

git config -l または git config --list で確認できる。

4. ローカルリポジトリを作成〜リモートリポジトリに紐づけ・反映

git(ローカルリポジトリ)を作成し、GitHubで作ったリモートリポジトリと紐づけし、リモートリポジトリにローカルリポジトリの内容を反映する。

ターミナルで任意のフォルダに移動

まず、ターミナルでプロジェクトのルートを置きたいディレクトリに移動する。
たとえば、デスクトップ上に my-project フォルダ(プロジェクトのルート)があるなら、以下のコマンドで移動できる。

cd ./Desktop/my-project

gitの初期化〜リモートリポジトリへの反映

移動したら、以下のコマンドを入力する。

git init
git add .
git commit -m "initial commit"
git remote add origin https://github.com/usename/repository-name.git
git branch -M main
git push -u origin main
  • git init
    • gitの管理ファイル(ローカルリポジトリ)を今いる場所に作るよ
  • git add .
    • 今いるディレクトリのすべての変更内容を、ステージング(次のコミット内容に追加)するよ
  • git commit -m "initial commit"
    • initial commit というメッセージ付きで、ステージングした内容をローカルリポジトリ(の main というブランチ)にコミットするよ
  • git branch -M main
    • ローカルのブランチをmainという名前に変更するよ
    • =保険。万が一ブランチ名がmasterだった場合、強制的にmainへ統一し、リモートとの名称不一致による混乱を防ぐ
  • git push -u origin main
    • origin(リモートリポジトリのこと)に、main(今いるブランチ)の内容を反映するよ(リモートにはmainというブランチはないはずなので、新しく作成して反映してくれる)
    • ちなみに-uをつけているのは、リモートに作成したmainブランチを上流ブランチ(追跡ブランチ)に設定するという意味

5. 別ブランチdevelopを作成、リモートに反映、追跡ブランチに設定

ここから先は完全にお好みですが、mainブランチに加えて、developブランチ等を作りたい人向けに、以下の内容を解説しています。

  • 新しくローカルブランチを作る方法
  • 作ったローカルブランチをリモートに反映する方法
  • リモートブランチを追跡ブランチに設定し、pushのデフォルトの追加先にする方法

① ローカルにdevelopブランチを作ろう

git branch コマンドでブランチを作成する

git branch develop

その後、git switch で作ったブランチに移動する

git switch develop

ちなみに git switch -c develop とすると、上2つのコマンド(作成と移動)をまとめて実行できる。

なお、git branch でローカルのブランチの状況を確認できる。
今いるブランチには * がつく。

② ローカルで作ったdevelopブランチをpushして、リモートリポジトリに追加しよう

git push origin 追加先のリモートブランチ名 コマンドで、作ったブランチをリモートに反映する。

git push origin develop

なお、git branch -a で、ローカルブランチに加えてリモートブランチ(追跡ブランチ)も一緒に確認できる。

③ 追跡ブランチについて

追跡ブランチというものを設定することで、git push origin リモートブランチ名 のコマンドの引数を省略して git push と短く打てるようになる。
(デフォルトでは引数を省略するとエラーになり、pushできない)

追跡ブランチとは、git pushで引数を省略した際に、gitが勝手に選んでくれるブランチのこと。

開発で主にpushしたいブランチ(ここでは develop ブランチ)を追跡ブランチに設定しておくことで、毎回 git push origin develop のように打たなくてよくなる。

追跡ブランチを設定しよう

追跡ブランチを設定するコマンドは、git branch -u origin/ブランチ名

たとえば、developブランチを追跡ブランチに設定する場合、以下のように打つ。

git branch -u origin/develop

-u--set-upstream と同じ。
「このローカルブランチが対応するリモートのブランチはどれか」をgitに覚えさせるためのオプション。これを設定することで、次回以降git pushgit pullをする際、ブランチ名を毎回書かずに済むようになる。
なお、upstream=上流ブランチのこと。上流ブランチとリモート追跡ブランチの関係については → 解説してくださっている記事

これをしてあげることで、毎回git push origin developと入力する必要がなくなり、git pushのみで、今いるローカルブランチ(developブランチ)の内容を、リモートの追跡ブランチ=developブランチにpushできるようになる。

もしくは、push時に-uオプションを付けて git push -u origin developのようにすれば、pushと一緒にそのブランチを追跡ブランチに設定できる。

なお、git branch -vv で、追跡ブランチを確認できる。

④ GitHub上のデフォルトブランチについて

GitHubでリポジトリのトップページを開いたときに表示されるのは、GitHub上で設定されているデフォルトブランチである。

これを開発で主に使うブランチ(ここではdevelop)に変更することで、リポジトリのトップページを開いた時、developブランチの内容が表示されるようにできる。

GitHub上のデフォルトブランチの確認方法

GitHubでリポジトリを確認すると、以下画像のように、mainブランチがデフォルトブランチに設定されている。

この状態だと、GitHubでリポジトリのトップページを開いたとき、main ブランチが表示される。

GitHub上のデフォルトブランチを変更する

デフォルトブランチを変更する方法は以下の通り。

  • リポジトリのメインページに移動し、最上段のリポジトリ名の下にあるSettings(設定)タブをクリック
  • Default branch(既定のブランチ)という見出しの下にある、ブランチ名の右側の をクリック
  • ドロップダウンメニューを選び、指定したいブランチ名をクリック
  • Updateをクリック
  • 警告を読んでから、I understand, update the default branch.(上記を理解したうえで、既定のブランチを更新する)をクリック

最後に

当方、初心者のため、分かりにくい部分や誤りがあるかもしれません。
もし気になる箇所があれば、指摘してもらえると助かります。

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