Copilot NES(NextEditSuggestions)のTab，ESCが効かない問題を解決する

これは何?

Copilot NESを使っていて

TabキーやEscキーがうまく反応しない事象に遭遇したので解決策を共有します。

↓以下の状況でTabやEscを押しても反応しない。

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解決方法

vscodevim.vimとキーバインドが競合していました。

Tab

Tabに関しては，以下のキーバインドを消しました。自分はvimのinsertモード以外でTabキーを使うことがないので。

{
  "key": "tab",
  "command": "extension.vim_tab",
  "when": "editorTextFocus && vim.active && !inDebugRepl && vim.mode != 'Insert'"
}

キーバインドの設定はコマンドパレットからキーマップの設定ファイルを開けます。

Open Default Keyboard Shortcuts(JSON)はreadonlyの別物なのでユーザの設定ファイルを変更する。
Ubuntuの場合，ユーザのキーバインドの設定ファイルは~/.config/Code/User/keybindings.jsonを直接開いて編集しても良い。

これで一旦Tabを押してサジェストを受け入れられるようになりました。

ESC

Escに関しては現状消すと不便すぎるので，NESのサジェストを無視してコードを書くことで対応しています。
(NESのサジェストを明示的にEscで拒否しなくても何かしらの文字を打てば消えるので)

もしくは，自分がCtrl [をEscの代わりに使う原理主義者になるか。

ありがたいことに自分の日本語の
tweetを見て，開発者の人がコメントをくれました。

下記のIssueの通りに設定したところESCも動くようになりました。

  {
    "key": "escape",
    "command": "-extension.vim_escape",
    "when": "editorTextFocus && vim.active && !inDebugRepl"
  },
  {
    "key": "escape",
    "command": "extension.vim_escape",
    "when": "editorTextFocus && vim.active && !inDebugRepl && !testing.isPeekVisible && !testing.isInPeek && (vim.mode == 'Insert' || !notebookEditorFocused) && !inlineEditIsVisible && !suggestWidgetVisible && !findWidgetVisible && !dirtyDiffVisible"
  },
  {
    "key": "escape",
    "command": "runCommands",
    "when": "vim.mode == 'Insert' && inlineEditIsVisible",
    "args": {
      "commands": [
        "editor.action.inlineSuggest.hide",
        "extension.vim_escape"
      ]
    }
  },
  {
    "key": "escape",
    "command": "runCommands",
    "when": "vim.mode == 'Insert' && suggestWidgetVisible",
    "args": {
      "commands": [
        "hideSuggestWidget",
        "extension.vim_escape"
      ]
    }
  },
  {
    "key": "escape",
    "command": "-hideSuggestWidget",
    "when": "suggestWidgetVisible && textInputFocus"
  },
  {
    "key": "escape",
    "command": "hideSuggestWidget",
    "when": "suggestWidgetVisible && textInputFocus && !vim.active"
  },