neovimとzathuraで相互のsynctexを使う

目的

• neovimとzathura間でsynctexを使いたい
  • neovimはCLIのエディタです。詳しくはこちら。
  • zathuraはpdfビュワーです。vimlikeの作りになってます。詳しくはこちら。
  • synctexはtexのソースからpdfの該当部分、pdfからtexのソースの該当部分へ簡単に移動出来る便利な機能です。詳しくはこちら。
  • ちなみにTeXについてはこちら。

参考にしたページ

• NeoVim + vimtexでSyncTeXを使う
• CLIのneovimでSkimとSyncTeXするには
• vim+vimtex+latexmkで修論を書く
• TeX Wiki : zathura

前提

• neovimがインスールしてある
• neovimのプラグインvimtexがインストールしてある
• zathuraがインストールしてある
• python3,pip3がインストールしてある。

設定方法

neovim-remoteをインストールする

• インストールしなくてもneovim -> pdf は出来ます。

$ pip3 install neovim-remote

vimrcに設定を追記

nvimでnewovimを開いて:でコマンドラインモードにしてedit $MYVIMRCとすると出てきます。（他にも方法はありますが）

:let g:vimtex_view_general_viewer = 'zathura'
:let g:vimtex_view_general_options = "-x \"nvr +%{line} %{input}\" --synctex-forward @line:0:@tex @pdf"

-x \"nvr +%{line} %{input}\"がpdf -> neovim の為のオプションです。
--synctex-forward @line:0:@texがneovim->pdfの為のオプションになります。
最後の@pdfでzathuraが開くファイルを指定することになります。

これで使える様になります。

使い方

• -synctex=1オプションをつけてtexファイルをコンパイルして下さい。
  • .synctex.gzsynctexの為のファイルとpdfが出来ます。
• neovimでTeXファイルを開いて下さい。
• neovimがノーマルモードの状態で<Leader>lv(普通は\lv)を押すことでzathuraの該当ページが立ち上がります。
• zathura上で<Ctr>+左クリックを押すことでneovimの該当部分がハイライトされます。
  • texファイルを分割しているなどで、現在開いているtexファイルでファイルに該当部分が有る場合
    • 現在のファイルを変更していない場合、該当ファイルが開き、開いていたファイルはバッファに残ります。
    • 現在のファイルを変更し、保存していない場合は失敗します。:set hiddenで出来るようになります。現在のファイルは保存されないので注意して下さい。

私の環境

• Ubuntu 20.04.1 LTS
• neovim
  • プラグインとしてvimtexをインストールしています。
  • 正しく出来ているかの確認は nvim hoge.tex などでtexファイルを開き、:scriptnamesでvimtexという文字列があるかで出来ます。

$ nvim -v

Build type: Release
LuaJIT 2.1.0-beta3
Compilation: /usr/bin/cc -g -O2 -fdebug-prefix-map=/build/neovim-gOb7vg/neovim-0.4.3=. -fstack-protector-strong -Wformat -Werror=format-security -Wdate-time -D_FORTIFY_SOURCE=1 -DDISABLE_LOG -Wdate-time -D_FORTIFY_SOURCE=1 -O2 -DNDEBUG -DMIN_LOG_LEVEL=3 -Wall -Wextra -pedantic -Wno-unused-parameter -Wstrict-prototypes -std=gnu99 -Wshadow -Wconversion -Wmissing-prototypes -Wimplicit-fallthrough -Wvla -fstack-protector-strong -fdiagnostics-color=always -DINCLUDE_GENERATED_DECLARATIONS -D_GNU_SOURCE -DNVIM_MSGPACK_HAS_FLOAT32 -DNVIM_UNIBI_HAS_VAR_FROM -I/build/neovim-gOb7vg/neovim-0.4.3/build/config -I/build/neovim-gOb7vg/neovim-0.4.3/src -I/usr/include -I/usr/include/lua5.1 -I/build/neovim-gOb7vg/neovim-0.4.3/build/src/nvim/auto -I/build/neovim-gOb7vg/neovim-0.4.3/build/include
Compiled by [e-mail]

Features: +acl +iconv +tui
See ":help feature-compile"

      システム vimrc: "$VIM/sysinit.vim"
       省略時の $VIM: "/usr/share/nvim"

Run :checkhealth for more info

• zathura

$ zathura -v

zathura 0.4.5
girara 0.3.4 (runtime: 0.3.4)
(plugin) pdf-poppler (0.3.0) (/usr/lib/x86_64-linux-gnu/zathura/libpdf-poppler.so)

• python3, pip3が使える