はじめに
私は元々たいして技術に興味もありませんでしたし、エンジニアにも別になりたくありませんでした。
しかしエンジニアとして働くうちに、エンジニアの世界に魅力を感じ、そしてエンジニアの世界が好きになり、今では自作のブログを運営するようにまでなりました。
今回はなぜ私がエンジニアの世界を好きになったのか、その理由を記載しようと思います。
一点だけ補足(前置き)ですが、今回の記事はあくまでも私個人の意見です。
数ある意見のうちの一つとして捉えて頂ければ幸いです。
この記事が、エンジニアとして現役で働いている皆さんと、これからエンジニアを目指す皆さんのモチベーションアップに繋がれば幸いです。
本題
早速本題です。
私がエンジニアの世界を好きになった理由ですが、これはズバリ、エンジニアの世界は自由で、万人にチャンスを与えてくれると思ったからです。
人は生きていると色々なしがらみや圧力で、自由とチャンスを与えられないことがあったりします。
代表的なもので言うと、例えば、
- 生まれながらのもの
- 学歴
- 年齢
- 枠
- 社会システム
など。
実力主義を謳われる世界でも、実際は先に挙げた例の何かからほぼ確実に圧力を受けます。
しかし、エンジニアは上述したようなしがらみや圧力に左右されずに生きていくことも不可能ではありません。
次からの項目では先に挙げた例を元に、具体的にその理由を記載していこうと思います。
生まれながらのもの
例えば、生まれながら変えられないものには次のようなものがあります。
- 容姿
- 性別
- 人種
こういったものもエンジニアの世界では関係ありません。
容姿
例えば、俳優、アイドル、ミュージシャンといった芸能関係の仕事などはまず間違いなく容姿の良い人が優位です。
事実、ドラマや映画などで主役に選ばれているのはほぼ例外なくイケメン俳優さん、美人女優さんばかりかと思います。
また、一般の会社の受付や営業職といった人前に立つ役割の仕事も容姿を要求されるでしょう。
例えば、訪問営業を断る方は多いと思いますが、営業担当者がイケメンや美人だった場合、少し考えてみる人もいるかと思います。
このように、芸能関係をはじめとする世の中の大半の人前に立つ仕事では、容姿の良さが優位に働き、仕事の結果にもそれが表れます。
しかし、エンジニアは人前に立って人を惹きつけることが仕事なのではなく、あくまでモノを作る仕事です。
いくら容姿が良くても、それがモノを作る仕事の結果に表れることはありません。
時間を掛けて努力して得た技術力だけがモノを作る仕事の結果に表れます。
エンジニアに要求されるのは容姿ではなく、とにかく第一に技術力なので、エンジニアの世界は容姿で人を判断しません。
性別
男性と女性が競うと、やはり肉体的な部分で性差が出てしまいます。
男性の方が筋肉質で肉体的な強さが優位であることは科学的にも明らかな性差です。
事実、例えばスポーツ競技の大半は、男性の部と女性の部で分かれて競技が行われています。
また、男女で競わないとしても、例えば肉体労働の仕事の中には、女性の筋力では運べない重さの物を男性は運べるといったことはあると思うので、肉体を使うことに関してはどうしても男性が優位になってしまいます。
一方で、エンジニアは頭脳と知識を使う仕事です。
なので肉体的な性差はありません。
また、「男性=頭が良い」、「女性=頭が良い」ということはありませんし、「男性=知識がある」、「女性=知識がある」ということもありません。
エンジニアの世界では男女が対等に競い合うことが出来ます。
仕事のイメージ的に、エンジニアは男性社会のイメージがあったと思いますが、調べてみるとここ数年、女性のIT業界、エンジニアへの転職は徐々に増えてきているようです。
参考: https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00577/051700056/
エンジニアの仕事のイメージが「男女問わず働ける」になる未来もそう遠くはないと思います。
人種
これについては世の中のほとんどのことに言えると思いますが、特定の人種が劣っているということはないです。
もちろん例外なく、エンジニアの世界でも特定の人種が劣っているということはありません。
どんな人種の方でもエンジニアとして生きていくことが出来ます。
学歴
例えばもし、医者、研究者といった専門性の高い職業に就きたいと思ったとしましょう。
これらの仕事に就くためには必ず学歴が必要です。それも特定の学部の大卒以上でないとなれません。
また、教師やカウンセラーなど、特定の資格が必要な職業に就きたいと思ったとしても学歴が要求されます。
そんな中、エンジニアは専門性の高い職業ですが、独学でなることが可能です。
実際エンジニアには、日本、そして海外でも多様な学歴の人物がいます。
以下はその例です。
日本人
- 家入一真
- 西村博之(ひろゆき)
- 内藤時浩
海外
- ラリーエリソン
- ジョン・カーマック
- デイヴィッド・カープ
上述した有名な人物だけでなく、エンジニアの世界には多様な学歴の人物が多数います。
ちなみにですが、私は学校で情報系を専攻していませんでしたし、しかも未経験でエンジニアの世界に入りました。
エンジニアの世界は、学歴に関係なく独学で人生をやり直すことが可能な世界といえるでしょう。
年齢
体力勝負の何かをする場合、やはり若いほど有利になります。
しかし、エンジニアは体力勝負ではないので、若い人と年配の人が対等に競い合うことが出来ます。
また、何かを始めようとしたり、何かになろうとしたりすると、募集要項に年齢制限があるものがありますが、エンジニアにはある程度年齢が過ぎていてもなることは不可能ではありません。
技術を学び、ポートフォリオを充実させてフリーランスになることも、サービスを作って独立することも、作ったものをアピールして企業で働くことも不可能ではありません。
枠
何かになろうとすると、まずはどこかの何かに採用されることを思いつくかと思います。
しかし、人によってはその採用の枠に入れないこともあります。
エンジニアの世界では、このような採用の枠に左右されない生き方を比較的しやすいです。
個人で生きていくことが他の業界に比べてしやすいので、採用枠に入れなかった人が、そこから人生を逆転出来るチャンスに溢れています。
ポートフォリオを充実させてフリーランスになることも、サービスを作成して独立することも、作ったものをアピールして企業で働くことも可能で選択肢は豊富にあります。
また、以前からエンジニア不足が叫ばれていて、そもそも需要自体がまだまだあるので、採用の枠自体が大きいです。
エンジニアの世界には、拾う神が多いということです。
社会システム
何かになろうとする時、あるいはなった後も、自分の身を社会のシステムの流れに任せるしかないことがあります。
国や文化によって異なるので、ここでは日本に限定して話しますが、例えば日本で言うと、
- 新卒一括採用
- 年功序列
などが思いつく例です。
勿論、エンジニアの世界では上述した例にも左右されずに生きていくことが可能です。
新卒一括採用
日本の就職では、基本的に新卒一括採用で人を採用しているため、大学を卒業した後に就職先が決まっていないとその後の就職が困難になります。
しかしエンジニアには、新卒で就職が出来なかったとしても、学んだ技術のアウトプットをアピールすることでなれるチャンスがあります。
勿論、目指す過程で得た知識を使って独立することも不可能ではありません。
ちなみにですが、私は新卒で就職せず、新卒から2年程度経過した後にエンジニアになりました。
年功序列
日本の会社では基本的に、年功序列で出世していきます。
経験年数と能力が比例しているという考えを元に採用されているシステムなのかと思いますが、エンジニアの世界では経験年数と能力が必ずしも比例しません。
年齢が上でも学ぶことを怠れば、後輩あるいは経験が少ない人にすぐに追い越されます。
自分より年齢が上の人が多くても、上位のポジションを獲得することは他の世界に比べてしやすいと言えるでしょう。
最後に
代表的な社会のしがらみや圧力の例をいくつか提示し、それらを元にエンジニアの世界がいかに自由でチャンスに溢れているかを語ってみました。
例に挙げたもの以外のしがらみや圧力も、エンジニアの世界ではほとんど関係ないと思います。
エンジニアの世界は、技術の学習を続けている人の努力に必ず応えてくれます。
だから安心して学習に集中しましょう。