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(備忘録)M1 MacにJuliaをインストールし、Jupyterで起動する方法

Last updated at Posted at 2022-08-30

はじめに

本稿では、表題の通りに、M1 MacにJuliaをインストール、パスを通し、Jupyterで起動する方法について解説する。
筆者が用いたPCのスペックは下記のようである。

  • MacBook Pro (14インチ、2021)
  • チップ Apple M1 Pro
  • メモリ 32 GB
  • OS macOS Monterey

ワークフロー

  1. Homebrewを利用してJuliaをインストール
  2. ターミナルでJuliaを起動して、IJuliaパッケージをインストール

1. Homebrewを利用してJuliaをインストール

(Homebrewをお持ちでない方は、筆者の過去記事を参考にして、Homebrewを導入すること
https://qiita.com/shyu_manabe/items/682e6c73b368b0fe02ba)

公式サイト (https://julialang.org/downloads/ 2022年8月30日アクセス) から直接ディスクイメージファイル (.dmg) を取ってきてもいいのだが (下図)、今回はHomebrewのcaskを利用してみる。
caskを利用することで、Homebrewを用いて、CUIアプリのみならず、GUIアプリも管理することが可能なようである 。
(参考 https://eng.shibuya24.info/entry/homebrew-cask 2022年8月30日アクセス)
スクリーンショット 2022-08-30 12.04.28.png

公式サイトからもってくる際は、自分のPCに適合したバージョンをダウンロードすること。
M1 Mac使用者であれば、赤で囲ったARM用をもってくること。

get_julia.sh
brew install --cask julia

するとダウンロードが開始し、自動でアプリケーションフォルダにJuliaのGUIアプリもインストールされていることが確認できる。この際なぜか自動で自分のPCにあったバージョンのものも持ってきてくれた上、すでにパスが通っていた。
下記コマンドを実行し、Juliaが無事インストールされていて、パスが通っていることを確認する。

julia.sh
julia

すると下図のようなおしゃれなアスキーアートが表示されるはずである。

result.sh
               _
   _       _ _(_)_     |  Documentation: https://docs.julialang.org
  (_)     | (_) (_)    |
   _ _   _| |_  __ _   |  Type "?" for help, "]?" for Pkg help.
  | | | | | | |/ _` |  |
  | | |_| | | | (_| |  |  Version 1.8.0 (2022-08-17)
 _/ |\__'_|_|_|\__'_|  |  Official https://julialang.org/ release
|__/                   |

2. ターミナルでJuliaを起動して、IJuliaパッケージをインストール

Juliaの実行画面のまま、]をタイプすると、プロンプトが下記のように変わるので、

pkg.jl
(@v1.8) pkg> 

IJuliaパッケージをインストールする。

pkg.jl
(@v1.8) pkg> add IJulia

するとすでにJupyter NotebookにJuliaが追加されているはずなので、起動して、確認してみると、

jn.sh
jupytper notebook

スクリーンショット 2022-08-30 12.19.24.png
Julia 1.8.0を選択できるようになっていた。成功である。

おわりに

本稿では、MacにJuliaをインストールし、Jupyterで起動する方法を解説した。本稿を作成するにあたり、Homebrewを用いて、GUIアプリも管理することができるということを知れたのが、新たな収穫であった。

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