ChatGPTの用途のうち、会話だとか1問1答みたいなスタイルであれば特段気にならなかったのですが、何かを深堀して分析させるとか、何かを作り上げていく場合に、いつもいつもなんかやり辛いなぁと思っていまして、横向きにしたらどうだろう、とやってみたら用途次第ですが個人的に最高だったので、その簡単な紹介になります。
ChatGPTどうしても縦のイメージが強いと思いますので、ああそんなのもありかなと思ってもらえたらのショート記事です。UIは意外に影響してるかもですよ。
実装技術的には特段詰まるところもないと思いますので、コードなどの紹介は割愛します。
横型ChatGPT の特徴
過去の会話履歴は全部捨てます。すべて使い切りのシステム&ユーザプロンプトのみで構成しました。以下の画面のようにシステムプロンプトとユーザプロンプトを入れて実行すると、結果が2個目のユーザプロンプトエリアに出力されるようになってます。
これによって、回答結果を見た上で、システムプロンプトを追加して会話を重ていけるようにしています。3~4個くらいの連携であれば縦型でも横型でも別段大して変わらない(むしろ縦の方がわかりやすいかも)のですが、10個を超えて結果をつなげていく場合、横型がとても把握しやすいです。
横型ChatGPT の良いところ、まとめ
例えば文章を練り上げて作り上げていく場合、例えば練り上げていった文章からさらにコードなどを生成する場合など、何かを作り上げる系においては横型が全体把握の上でもとてもとてもやりやすかったです。
これは縦よりも横の方に把握能力が高い傾向にあるためかなと思います(少なくとも私は)
- 会話履歴が欲しいわけではなくて、都度人間判断で過去の結果を再利用したい
- 特に会話履歴が長くなると何が利用されて何が利用されなかったがわかりづらくて困る
- 途中で方針を変えた場合、過去履歴はむしろ使ってほしくない。ピンポイントで再利用したい。
- 過去のやりとりの経緯を簡単に把握したい
- やりとりを踏まえて深堀や違うフォーマット出力など様々な視点での分析を重ねていきたい
といったポイントがあれば、横。いいですよ。なんだか当然のように縦のUIになっているなぁと思った方、用途によってはアリかな?と思った方は是非試してみて下さい。