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【UiPath】Orchestrator Managerを使ってみる

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はじめに

Orchestrator Managerというものがあるのはご存じでしょうか?
Orchestrator Managerは、ExcelインプットからOrchestratorにデータを登録したり、Excelに一覧を書き出したりすることができるOrchestrator管理者向けのツールです。UiPath社から公式に出されているものです。
まあまあ規模が大きい環境でOrchestratorを管理されている方は、アセットを一度に数十件登録することがあると思いますが、これを手作業でやってると高確率でオペミスが発生するので、こういったツールを活用して確実かつ効率的にやってしまいたいところです。

つかうもの

  • UiPath Studio 2021.10.4
  • Orchestrator Cloud ※2022年3月時点
  • Orchestrator Manager 2.2.4

準備

Orchestrator Managerは、UiPath Marketplaceに掲載されていますので、以下のページからダウンロードします。

.zipファイルがダウンロードされるので、任意の場所に展開します。
このツールは、UiPathワークフローで作られているので、Main.xamlをクリックしてStudioを開きます。
OCM.png

実行~認証

実行はStudioから実行します。パブリッシュして実行する場合は、Workbooksフォルダをプロジェクトフォルダの外に出しておくことをお勧めします。
実行すると、認証画面が立ち上がります。
認証画面.png
環境は、オンプレとクラウドの両方を選択でき、オンプレの場合はバージョンとURLを指定します。
認証方式は、OAuth認証(オンプレは2021.4以降使用可能)と、従来の方式(オンプレはID/PW、クラウドはユーザーKey/クライアントID)となります。
OAuth認証の事前準備については過去の記事をご覧ください。

認証が成功したら、メニュー画面に遷移します。
メニュー画面では操作対象のエンティティと、操作を選択します。操作は、作成、編集、削除、取得といった基本のデータ操作と、エンティティ固有の操作となります。
メニュー.png

データエクスポート

アセットの一覧を出力してみます。
認証後に現れるメニュー画面で、エンティティ「アセット」と操作「取得」を選択し、実行ボタンを押します。
アセット_エクスポート1.png

次にフォルダ選択画面が現れるので、対象のフォルダを選択して、OKボタンを押します。
アセット_エクスポート2.png

エクスポートされた結果は、Workbooksフォルダ内のExcelに書き込まれます。ロボット毎のアセットも出力されています。
アセット_エクスポート3.png

データインポート

次は、ExcelからOrchestratorへデータ登録を行います。
事前にWorkbooksフォルダ内のExcelにデータを用意し、メニュー画面の実行ボタンを押します。
アセット_インポート1.png

実行結果は、同じExcelファイル内の結果列に書き込まれます。
アセット_インポート2.png

Orchestratorにもちゃんと登録されていました。
アセット_インポート3.png
アセット_インポート4.png

さいごに

アセットしか紹介しませんでしたが、他のエンティティも同様に簡単な操作でデータ操作ができました。Orchestratorの運用担当者なら、間違いなく役に立つツールなので、ダウンロード必須ですね。

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