はじめに
今年の春に大学を卒業した新卒エンジニアです。
基本情報技術者試験の勉強にあたり、概要を調べたのでまとめます。
2025/05/08にまとめた内容になります。
基本情報技術者試験とは
基本情報技術者試験とは、情報処理推進機構(IPA)が実施しており、経済産業省が認定する国家試験です。合格には約3~6か月ほど必要とされていて、合格率は約50%です。
試験概要
試験の簡単な概要を表として示します。
概要 | 説明 |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料 | 7500円 |
試験形式 | CBT方式 |
試験内容 | 科目Aと科目Bがあり2種類の試験を同じ日に受験 |
合格基準 | 科目A,Bともに1000点中600点(60%) |
勉強時間 | IT知識がない→150∼200時間程度 IT知識がある→50時間程度 |
CBT方式(Computer Based Testing)とは、コンピューターを使って試験を行う方式。
会場のパソコンで問題に答え、マウスやキーボードで解答します。
メモ用紙とシャーペンは使えて計算などメモができます。
科目A,Bの試験内容
科目A,Bの概要を少し詳しく示します。
科目名 | 試験時間 | 問題数 | 出題形式 |
---|---|---|---|
科目A | 90分 | 60問 | 四肢択一式 |
科目B | 100分 | 20問 | 多肢択一式 |
科目Aについて
科目Aの試験内容は大きく以下の3つの分野に分類できます。
- テクノロジ系
- マネジメント系
- ストラテジ系
テクノロジ系について
コンピュータの仕組みに関する内容。
- 基礎理論
- コンピュータシステム
- 技術要素(データベースやセキュリティなど)
- 開発技術
マネジメント系について
管理職の仕事に関する内容。
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
ストラテジ系について
経営者の仕事に関する内容。
- システム戦略
- 経営戦略
- 企業と法務
科目Aはテクノロジ系以外のことも出題されるのが特徴です。
科目Bについて
科目Bの試験内容は大きく以下の2つの分野に分類できます。
- アルゴリズムとプログラミング
- 情報セキュリティ
科目Bは20問出題されるが、上記の2つの分野でアルゴリズムとプログラミングが約8割(約16問)、情報セキュリティが約2割(約4問)と偏りがあることが特徴です。
アルゴリズムとプログラミングについて
アルゴリズムとプログラミングに関する内容。
- プログラミング全般に関すること
- プログラムの処理の基本要素に関すること
- データ構造及びアルゴリズムに関すること
- プログラミングの諸分野への適用に関すること
情報セキュリティについて
情報セキュリティに関する内容。
- 情報セキュリティの確保に関すること
基本情報技術者試験のコツ
- 長時間悩まず先に進む
- 満点をとろうとしない
- 科目Aは消去法を使う
- 科目Bは不正解選択肢の検証を行う
- 最後まで解き切る
以上