自分の使う座標系でASTERのフォールスカラー画像が一気に欲しいな、、、と思っていたのと、Google Earth EngineにASTER含まれてないと勘違いしていたので書いた。
しかしながら結局、GEEにASTERあるらしいのでこれは使わなそうっていうね。
ローカルで作業する人向けに参考になれば。
ダウンロード
まずはASTERの衛星画像をダウンロード。
産総研のMADAS(https://gbank.gsj.jp/madas/?lang=en )から検索できる。
overlayで衛星画像を地図上で確認できる。
欲しいデータのtarボタンを押すとダウンロードされる。
データは"storage"フォルダに保存するとする。
hoge
├── batch_aster_fc.bash
└── storage
├── AST**.tar.bz2
└── AST**.tar.bz2
やりたいこと
ASTER衛星画像解析で面倒なのは、GISソフトウェアで行う以下の作業。
(MADASだとダウンロードは一気にできないのでなおさら作業効率を上げたくなる)
- バンド結合
- RGB割り当て変更
- 投影法変換(元データはWGS84)
枚数が少ない時はよかったけど、大量になってくるとこれに加えて展開すら面倒。
ということで一括で処理します。
batch_aster_fc.bash
#!/bin/bash
#DOWNLOAD files to directory of "storage"
strg=./storage
mkdir wgs84
Num_epsg=32654
mkdir epsg${Num_epsg}
cd ${strg} && ls>../tarbz_list
while read line
do
tar -jxvf ${line}
done < ../tarbz_list
ls -d */ > ../dirlist
while read line
do
fdate=`cat ./${line/%?/}/data1.l3a.gh | grep CalendarDate | awk -F'["]' '{print $2}' `
echo ${fdate}
gdal_merge.py -separate -ot Float32 -of GTiff -o ../wgs84/${fdate}.tif ./${line/%?/}/data1.l3a.vnir3n.tif ./${line/%?/}/data1.l3a.vnir2.tif ./${line/%?/}/data1.l3a.vnir1.tif
gdalwarp -s_srs EPSG:4326 -t_srs EPSG:${Num_epsg} ../wgs84/${fdate}.tif ../epsg${Num_epsg}/${fdate}.tif
done < ../dirlist
与えたEPSGでのフォールスカラー画像が出来上がり。
コード動かした後はこんな感じになります。
名前は画像取得日にしています。
hoge
├── batch_aster_fc.bash
├── dirlist
├── epsg32654
│ ├── date1.tif
│ └── date2.tif
├── storage
│ ├── id1
│ │ ├── data1.l3a.demsh
│ │ ├── :
│ │ └── data1.l3a.vnirsh
│ ├── id2
│ │ ├── data1.l3a.demsh
│ │ ├── :
│ │ └── data1.l3a.vnirsh
│ ├── AST**.tar.bz2
│ └── AST**.tar.bz2
├── tarbz_list
└── wgs84
├── date1.tif
└── date2.tif
ディレクトリ構造やメタデータの中の日付とかを変えれば他の衛星でも同じようにできます。
ちょっと楽になりますね。