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(Amazon Linux 2023)AWS EC2にデプロイする② EC2サーバーの初期設定を行う〜mariaDBをインストールする

Last updated at Posted at 2024-07-27

はじめに

前回からの続きです。

前提

  • インスタンス作成時にAmazon マシンイメージ (AMI)でAmazon Linux 2023を選択された方向けです
  • Amazon Linux2を選択された方も手順は同じですが、Linuxコマンドが異なります
  • AMIの調べ方は、EC2サーバーにSSH接続をし、下記のコマンドを入力すると確認できます
ターミナル
cat /etc/os-release

環境

  • PHP 8.2
  • Laravel 11
  • mariaDB 10.5.23
  • Nginx 1.24.0
  • GitHub

おおまかな流れについて

おおまかな流れは下記のとおりです。

  1. AWSでEC2のインスタンスを起動する(①で説明済)
  2. 起動したインスタンスにElastic IP(固定IP)を関連付ける(①で説明済)
  3. EC2サーバの初期設定を行う
  4. PHPと拡張モジュールをインストールする
  5. Composerをインストールする
  6. mariaDBをインストールする
  7. Nginxをインストールする
  8. php-fpmとNginxを連携する
  9. GitHubとSSH接続する
  10. GitHubからmainブランチのコードをクローンする
  11. Laravelの初期設定を行う
  12. RDSと連携する
  13. 独自ドメインを設定する
  14. 独自ドメインのSSL認証を行う
  15. 2回目以降のデプロイについて

EC2サーバーの初期設定を行う

ダウンロードした.pemファイルを移動する

起動したインスタンスにSSH接続をするためには、プライベートキーを使う必要があります。そのため、まずは、①でダウンロードされた.pemファイルを.sshフォルダに移動させます。ターミナルを開き下記のコマンドを入力します。

ターミナル
# 1. .sshフォルダを作成(存在しない場合)
mkdir -p ~/.ssh

# 2. ダウンロードフォルダから.pemファイルを.sshフォルダに移動
mv ~/ダウンロード/your_file_name.pem ~/.ssh/

SSH接続をする

下記のコマンドを入力することで、SSH接続することが可能です。

ターミナル
ssh -i ~/.ssh/your_file_name.pem ec2-user@Elastic IPアドレス

Elastic IPアドレスの調べ方

EC2のダッシュボードへ移動し、インスタンス(実行中)を開きます。
パブリック IPv4 DNSの部分が@以降にそのまま入ります。

01_インスタンス-EC2-ap-southeast-2.png

SSH接続に成功すると、下記のような表示がでます。

ターミナル
A newer release of "Amazon Linux" is available.
  Version 2023.5.20240701:
  Version 2023.5.20240708:
  Version 2023.5.20240722:
Run "/usr/bin/dnf check-release-update" for full release and version update info
   ,     #_
   ~\_  ####_        Amazon Linux 2023
  ~~  \_#####\
  ~~     \###|
  ~~       \#/ ___   https://aws.amazon.com/linux/amazon-linux-2023
   ~~       V~' '->
    ~~~         /
      ~~._.   _/
         _/ _/
       _/m/'
Last login: Sat Jul 20 09:58:20 2024 from 210.170.173.154

システム及びパッケージのアップデート

下記のコマンドを入力します。

ターミナル
sudo dnf -y update

タイムゾーンの設定

まずはタイムゾーンの確認を行います。初期状態であれば基本的にUTCになっていると思います。

ターミナル
timedatectl

下記のコマンドでタイムゾーンを変更します。

ターミナル
sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

もう一度タイムゾーンの確認を行い、変更されているか確認してください。

パッケージアップグレードの自動化

まずは、dnf-automatic パッケージをインストールします。

ターミナル
sudo dnf install -y dnf-automatic

次に、設定ファイルを編集します。

ターミナル
sudo vi /etc/dnf/automatic.conf

vimエディターで、編集画面に入るので、apply_updatesをyesに変更します。

ターミナル
[commands]
#  What kind of upgrade to perform:
# default                            = all available upgrades
# security                           = only the security upgrades
upgrade_type = default
random_sleep = 0

# Maximum time in seconds to wait until the system is on-line and able to
# connect to remote repositories.
network_online_timeout = 60

# To just receive updates use dnf-automatic-notifyonly.timer

# Whether updates should be downloaded when they are available, by
# dnf-automatic.timer. notifyonly.timer, download.timer and
# install.timer override this setting.
download_updates = yes

# Whether updates should be applied when they are available, by
# dnf-automatic.timer. notifyonly.timer, download.timer and
# install.timer override this setting.
apply_updates = yes

vimエディターの操作方法がわからない場合は、下記の記事が参考になります。
https://zenn.dev/masatotezuka/articles/vim_command_220225

これで初期設定は終わりです。

PHPと拡張モジュールをインストールする

フレームワークに必要な拡張モジュールを調べる

Laravelの公式ドキュメントから、必要な拡張モジュールを調べます。

PHPと拡張モジュールをインストールする

私の環境に必要な拡張モジュールをすべてまとめてインストールしたところ、下記のコマンドになりました。

ターミナル
sudo dnf install php8.2 php-fpm php-ctype php-curl php-dom php-fileinfo php-filter php-hash php-mbstring php-openssl php-pcre php-pdo php-session php-tokenizer php-xml php-bcmath php-mysqlnd php-intl

PHPのバージョンを確認する

指定したバージョンがインストールされていれば問題ありません。

ターミナル
php -v

どの拡張モジュールがインストールされているか確認する。

すべての拡張モジュールがインストールされているか確認してください。

ターミナル
php -m

これで、PHPと拡張モジュールのインストールは完了です。

Composerをインストールする

公式サイトを確認し、インストールします。

ターミナル
# 必ず公式サイトを確認してください。

php -r "copy('https://getcomposer.org/installer', 'composer-setup.php');"
php -r "if (hash_file('sha384', 'composer-setup.php') === 'dac665fdc30fdd8ec78b38b9800061b4150413ff2e3b6f88543c636f7cd84f6db9189d43a81e5503cda447da73c7e5b6') { echo 'Installer verified'; } else { echo 'Installer corrupt'; unlink('composer-setup.php'); } echo PHP_EOL;"
php composer-setup.php
php -r "unlink('composer-setup.php');"

移動&リネーム(パスを通す)

ターミナル
sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer

バージョンを確認する

ターミナル
composer -v

これで、Composerのインストールは終了です。

mariaDBをインストールする

ターミナル
sudo dnf install mariadb105

バージョンを確認する

ターミナル
mariadb --version

おわりに

今回は、作成したEC2インスタンスにSSH接続し、初期設定を行った後に、PHP、拡張モジュール、Composer、mariaDBをインストールするところまで説明しました。次回は、Nginxをインストールするところから記事化したいと思います。

間違っている点や補足情報等ありましたら、ご教授いただけますと幸いです!

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