はじめに
友達がエンジニアを続けるか悩んでいて話を聞いたのですが、その理由が「向いていないと感じる」からでした。
もちろん彼自身と自分で見えているものが違うので、真実とかはわからないのですが
自分としてはエンジニアの向き不向きを判断するには時間がかかる、もしくは一生わからないものなんじゃないかと思っています。
そこでそのことをうまく伝えるために、プログラミングを初体験してから3年半ほどの自分の経験を振り返ってみました。
プログラミング初体験期:楽しい
大学3年の終わりから
この頃はなんでも楽しかったです。
初めてのプログラミングは刺激がいっぱいでした。
ブラウザ上にHelloWorldが表示されるだけで感動しましたし、エンジニアというかっこいい存在になりたいという目標もあったので
割と一日中パソコンを触っても苦痛じゃなかったです。
この頃は「自分は今は実力はないけれど楽しめている、だから自分はエンジニアに向いているんだ。しかも成長率もすごいぞ」などと考えていました。
入社1年目:つまらない
このころの自分にとってプログラミングは修行でした。
楽しいと感じることも時々ありましたが、自分の才能のなさに気づいた瞬間でもあります。
なかなかできることがふえず、新しいことに挑戦しては失敗するということの繰り返しでした。
業務とハッカソン、社内の勉強会、など意欲的に活動していましたが、どれも自分の実力から成果を得たわけではなかったです。
勉強しても作りたいものがなかなか作れないし、チーム開発では足を引っ張っているという感覚がかなり辛かったです。
入社2年目~3年目の半年:つまらない?楽しい?
この頃は楽しさ半分、辛さ半分でした。
開発は楽しいが、仕事が辛いというような感じです。
ハッカソンに出た時は、チームの中で自分の価値を見出せるようになっていましたし、できることも増えて個人開発でも変なアプリを作って遊んでいました。
しかし仕事になると、
一年目の時にはなかった余裕が出てきて、逆に色々考えるようになっていました。
その結果、仕事の意味や目的が自分の中で見つけられなくなっていました。
もっと価値のあることをやりたい、自分の実力を試したいという気持ちが強くなっていました。
それを押し込めてひたすらプログラミングをしていたのですが、全然身が入っていなかったので、成長もほとんどしていません。。。
この頃は、周りからの評価もだんだん下がってきて、自分の中でも伸び悩みを感じていたので、プログラミングは向いていないんだなと感じていました。
退社後3ヶ月目まで:楽しい!!
今です。
今は神戸情報大学院大学という大学院に入って、やりたかった「認知症対策のITシステム」の研究を行っています。
他の方のお手伝いをしたり、qiita advent calendarに参加したり、ハッカソンや個人開発を行ったりと異常に忙しいのですが今までで一番楽しいです。
ただ、エンジニアには向いているわけではないと思っています。
他の方と比べるとなかなか成長スピードも遅く、モバイルアプリ界隈でも全然名が知られていません。
ただ、今までに比べると「エンジニアに向いているか」ということを考えることが少なくなりました。
そして何よりも今が一番楽しいです。
今後もなんとかして個人開発を続けていこうと感じています。
結論
「エンジニア」という漠然としたものに向き不向きはなく
環境やその時の仕事、評価する人など様々な要因で大きく変わるのではないかと思っています。
だから
どんな環境や仕事にも向いていない人はいないし、向いていないと感じるなら環境を変えてみると良いと思います。
まぁ逆につまらないならエンジニア辞めるのも一つの正解だと思います。
どんな選択もその後、正解になる可能性もあるし、間違いになる可能性もあるので
その後の行動次第です。
まだ4年もやっていないので、見えている世界は狭いのですが、今の所の自分の結論でした。