概要
「Model Context Protocol」とは
コンテンツ リポジトリ、ビジネス ツール、開発環境など、データが存在するシステムに AIアシスタントを接続するための新しい標準規格
AIアシスタントの課題
- 優秀なAIモデルでさえ、情報サイロとレガシーシステムに閉じ込められたデータへのアクセスができない
- AIモデルごとにデータ形式や接続方法などの調整が必要となる
MCPによる解決
AIシステムとデータソースを接続するための共通の規格を提供し、独自の規格を単一のプロトコルに置き換えます。
Model Context Protocol
アーキテクチャ
- MCPホスト: Claude Desktop、IDE、または MCP を介してデータにアクセスする AI ツールなどのプログラム
- MCPクライアント: サーバーとの 1:1 接続を維持するプロトコル クライアント
- MCPサーバー: 標準化されたモデル コンテキスト プロトコルを通じて特定の機能を公開する軽量プログラム
- ローカルデータソース: MCP サーバーが安全にアクセスできるコンピューターのファイル、データベース、サービス
- リモートサービス: MCP サーバーが接続できるインターネット経由 (API 経由など) で利用可能な外部システム
Getting Start 〜Claudeデスクトップユーザ向け for Mac〜
[1] デスクトップ版Claudeをダウンロード
[2] 設定の編集
「Claude」→「Settings」→「Developer」→「Edit Config」の順で押していくと設定ファイルが作成される
設定ファイルの内容を以下に書き換える
※usernameは自分のコンピュータのユーザ名に置き換える
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"/Users/username/Desktop",
"/Users/username/Downloads"
]
}
}
}
[3] Node.jsがインストールされているか確認する or インストールする、
Node.js がインストールされているか確認
node --version
されていなければインストール(以下を参考)
[4] Claude Desktopを再起動
再起動後に、入力ボックスの右下にハンマーアイコンが表示される
[5] 試してみる
次回
次は、「サーバー開発者向け」と「クライアント開発者向け」のGetting Startをやっていきたい