結論

hasura consoleを以下の条件で実行したい時の設定です。

endpointやadmin secretを環境変数で指定したい
config.ymlがないフォルダからでも実行したい

以下の3ステップに従い設定していきます。

環境変数を設定
dotenv cliをインストール
package.jsonを編集
(任意)不要になったconfig.ymlのパラメータを削除

1. 環境変数を設定

公式に倣って、環境変数を以下に設定します。
Next.jsの環境変数をそのまま流用したいのであれば、NEXT_PUBLIC_HASURA_GRAPHQL_ENDPOINTでもOKです。

.env

HASURA_GRAPHQL_ENDPOINT＝xxxxxxxx
HASURA_GRAPHQL_ADMIN_SECRET=yyyyyyyy

2. `dotenv cli`をインストール

今回は、package.jsonのスクリプトを使って、hasura consoleを実行するので、package.jsonで環境変数を扱える必要があります。
それに必要なのが、dotenv cliです。

npm install --save-dev dotenv-cli

3. `package.json`を編集

最後に、npm run hasura-consoleでコマンドを実行できる様に編集していきます。
まずは、どこのディレクトリからも実行できるように、cd hasuraを記述します。
次に、dotenv cliを使って、環境変数を使いながらhasura cosoleを記述していきます。

package.json

{
  "scripts": {
    "hasura-console": "cd hasura && dotenv -e ../.env -- bash -c 'hasura console --endpoint ${NEXT_PUBLIC_HASURA_URL} --admin-secret ${HASURA_ADMIN_SECRET}'",
  },
}

4. (任意)不要になった`config.yml`のパラメータを削除

config.yml

version: 3
# endpoint: HASURA_GRAPHQL_ENDPOINT ←削除
# admin_secret: HASURA_ADMIN_SECRET ←削除
metadata_directory: metadata
actions:
  kind: synchronous
  handler_webhook_baseurl: http://localhost:4000

参考

dotenv cliの使い方に関しては、以下を参考にしました。