1. 背景
社会人になってからMacだけでなくWindowsも利用するようになりました。両者のファイルシステムの違いに興味を持ったため、調べた内容を記事にまとめます。
2. ファイルシステムとは
ファイルシステムとは、記憶装置に保存されたデータを管理し、操作するために必要な機能です。OSが提供します。
3. Macのファイルシステム
- APFS (Apple File System):
- macOS High Sierra以降で導入。
- APFSは高速なパフォーマンス、セキュリティ強化、スペース効率の向上などを提供。
- クロスプラットフォームの利用も可能で、iOSデバイスとも互換性がある。
- HFS+ (Hierarchical File System Plus):
- 過去のMac OS X(現在はmacOS)で使用。
- HFS+はジャーナリング、ファイルメタデータの保持、ファイル名のUnicodeサポートなどが特徴。
4. Windowsのファイルシステム
- NTFS (New Technology File System):
- 最も一般的。
- NTFSはセキュリティ強化やパフォーマンス向上などの機能を提供。
- 高度なアクセス制御、ファイル圧縮、トランザクションサポート、エンクリプションなどが含まれる。
- FAT32 (File Allocation Table 32):
- 古いバージョンのWindowsやリムーバブルデバイス(USBフラッシュドライブなど)で使用。
- シンプルな構造であり、大容量のファイルやパーティションには不向き。
5. 注意事項
- Windowsはドライブにアルファベットのラベル(Cドライブ、Dドライブなど)を使用するが、Macはデバイス名(Macintosh HDなど)を使用する。
- Windowsはセパレータとして「\」を使用し、Macは「/」を使用します。
6. おわりに
MacとWindowsのファイルシステムにはそれぞれ特徴があることがわかりました。