1. はじめに
CRUD(クラッド)図に触れる機会があり、調べた内容を記事としてまとめます。
2. CRUD図とは
CRUD図とは、システムの各機能がどのテーブルに対してどの操作を行うかを整理したものである。操作の種類にはデータの生成(CREATE)、読み取り(READ)、更新(UPDATE)、および削除(DELETE)が含まれます。
ユーザ作成 | 注文票作成 | 在庫棚卸し | 商品検索 | |
---|---|---|---|---|
顧客テーブル | C | R | ||
商品テーブル | RU | UD | R | |
注文テーブル | C |
3. CRUD分析
CRUD図は主にCRUD分析をするために用いられます。CRUD分析の目的は以下のとおりです。
3.1 データの操作の整理と可視化
各データ操作(CRUD)がどのデータに対して行われているのかを一覧化することで、システムの機能を理解しやすくするため。
3.2 データのライフサイクルの理解
データがどのように生成され、利用や更新を経て、最終的には削除されるかといったデータのライフサイクルを理解するため。
3.3 障害時のリカバリー戦略
システムが障害に見舞われた際に、データを元の状態に戻すためのリカバリー戦略を構築するため。
4. おわりに
CRUD図について理解を深めていただけたら幸いです。