パーミッション
パーミッションは簡単に言うと該当するファイルやフォルダが与えられた権限
ls -l
コマンドを使うと以下のように
-rw-r--r--
や
1 vagrant vagrant_group 42
といった文字列が表示されます
[vagrant@localhost vagrant]$ ls -la
-rw-r--r-- 1 vagrant vagrant_group 42 2月 16 07:34 shellscript.sh
構成
-rw-r--r-- 1 vagrant vagrant_group 42
の構成は以下の通りです
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| - |
-rw-r--r--の先頭タイプのことで -がファイル、dがディレクトリ |
| rw- |
-rw-r--r--の2から4番目ファイル/フォルダを所有しているユーザ(vagrant)のアクセス権限 |
| r-- |
-rw-r--r--の5から7番目ファイル/フォルダにアクセスできるグループ(vagrant_group)のアクセス権限 |
| r-- |
-rw-r--r--の8から10番目それ以外のユーザのアクセス権限 |
| 1 | ファイルの場合はハードリンクの数でディレクトリの場合はディレクトリ内のサブディレクトリの数 |
| vagrant | ユーザ名 |
| vagrant_group | グループ名 |
| 42 | ファイルサイズ |
フラグ
-rw-r--r--
内の権限を表すもので表の通りです
| フラグ | 意味 | 対応する数字 |
|---|---|---|
| r | 読み取り専用 | 4 |
| w | 書き込み専用 | 2 |
| x | 実行可能 | 1 |
| - | 指定なし | 0 |
-rw-r--r--
のパーミッションを表で表すと以下の通りです
| フラグ | 該当者 | 数字 | 権限 |
|---|---|---|---|
| rw- | ファイル/フォルダを所有しているユーザ | 6 | 読み取り・書き込み |
| r-- | ファイル/フォルダにアクセスできるグループ | 4 | 読み取り |
| r-- | それ以外のユーザ | 4 | 読み取り |
chmod
このままだと所有者は読み取りと書き込みができても実行ができません
ファイルを実行する際はファイルに実行権限を与える必要があリます
chmod 755
以下でも可能です
chmod +x
すると以下のように実行権限が付与されていることを確認できます
[vagrant@localhost vagrant]$ ls -la
-rwxr-xr-x 1 vagrant vagrant_group 42 2月 16 07:34 shellscript.sh
シェルスクリプトの実行
以下のようにカレントディレクトリ内のシェルスクリプトを指定して実行できたら成功です
./shellscript.sh
以下でも可能です
sh shellscript.sh
参考