対象読者
M5Stackシリーズの環境構築をPlatformIO(VSCodeの拡張機能)でやりたい方
(M1 Mac以外でも参考になると思います。)
自分の環境
・macOS Monterey バージョン12.3
・MacBook Air (M1, 2020)
・チップ: Apple M1
背景
ArduinoIDEはビルドと書き込みが遅い。
上記を踏まえ、VSCodeの拡張機能として使うことができるPlatformIOを用いて環境構築することにした。
(ちなみに後の大学の授業では、Arduinoをインストールするように言われた。)
環境構築
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VSCodeにPlatformIOの拡張機能を入れる。(VSCodeの再起動が必要)
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PlatformIOで、新規プロジェクトを作成する。
PIO Home > New Projectで新規プロジェクトを作成
必要事項は① Name: test(任意)
② Board: M5Stack Core2(別のマイコンなら変える)
③ Framework: ArduinoでOK!!
とりあえずHello Worldをやってみる。
以下は、src > main.cppに記述。main.cpp#include <M5Core2.h> /* After M5Core2 is started or reset the program in the setUp () function will be run, and this part will only be run once.*/ void setup() { M5.begin(); // Init M5Core2. M5.Lcd.print("Hello World"); // Print text on the screen (string) } /* After the program in setup() runs, it runs the program in loop() The loop() function is an infinite loop in which the program runs repeatedly */ void loop() {}
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PIO Home > Libraries から M5Core2 をインストール
M5Core2 by M5Stack と表記されているもの
他のマイコンの場合はここを変えれば良さそう。 -
USB Driverのインストール(ここで詰まった)
USB Driverのインストールは不要と書いてある記事もあったが、自分の環境ではUSB Driverをインストールしないと書き込みがうまくいかなかった。
ダウンロードは https://github.com/WCHSoftGroup/ch34xser_macos のREADMEに従えば良い。
・それなりに新しいMacならdmg形式のドライバーをインストールする。
・中国のサイトだが怖がる必要はない(と思う)
ビルドと書き込み
ビルドしてエラーがないか確認。大丈夫であれば、アップロード。アップロードが成功すると、自動でHello WorldとM5stackの画面に出力される。
左のチェックマークから順に、『ビルド』『アップロード(書込み)』『クリーン』になっている。
コンセントマークは『シリアルモニター』。クリックするとターミナルに接続できるCOM一覧が表示されて、番号を指定すると接続できるっぽい。
メモ
・多分Macのバージョンが違っても同じ方法で行けると思う。
・M5stackの電源の切り方がわからなかった→電源ボタンが側面左側についていて長押しする。
・USB Type-Cを挿すときにスムーズにさせなくて壊れないか不安になった。
・書き込み時にエラーが発生すると、M5Stack Core2はフリーズするっぽい。
・書き込み時に自動でCOMポートが選択されるらしい。
・別途C++の環境構築をしたりする必要はない。