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なぜ日本人の英語はネイティブスピーカーに通じないのか

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インド人の巻き舌かつ早口でまくし立てるような英語。
日本人には非常に聞き取りづらいですが、不思議なことにネイティブスピーカーには、日本人のカタカナ英語よりインドや中国訛りの英語の方がよく通じます。
日本人の英語の方がゆっくり・はっきり話しているのに逆に通じない。

それはなぜか?

英語の「リズム」や「テンポ」を日本人は理解していないからだと思ってます。

どう言うことか???

チョコレートが通じない問題

「チョコレート」や「バニラ」はお店などで注文をする時など、日常でもよく使うけれど日本人が発音しても通じにくい単語の筆頭ではないでしょうか?

例えば「チョコレート」を日本人が普通に発音すると、「チョ・コ・レー・ト」のように4つの音節で発音する感じになります。
また、アクセントが「レー」の部分にきて長音になります。

一方で正しい**"chocolate"**の発音は、無理やりカタカナにすると、「チョク・レット」あるいは「チョー・コ・レット」のように2つか3つの音節になります。
どちらの場合も「チョ」にアクセントがあり、それを「チョー」と伸ばすか否かの違いです。

この**「音節の数の違い」「アクセントの位置の違い」は日本人にとっては些細なことに思えるかもしれませんが、これこそが日本人の英語が通じない大きな原因**だと思います。

日本人の「チョコレート」の発音は音節・アクセントがでたらめなので通じないし、
聞き取ってもらえないからといって「チョ・コ・レ・エ・ト」のように音節をはっきりと分けて発音するとさらに逆効果になってしまいます。1つの単語ではなく複数の単語の文を話そうとしているようにネイティブには聞こえて混乱しているかもしれません。

ネイティブスピーカーは単語を聞きとる時に「音節の数とアクセントの位置」つまりは「リズム」を土台として聞き取っていて、母音やLやRなど子音の細かいニュアンスは重要ではないと思います。

その証拠に、米・英・豪それぞれの英語は母音などの発音に差があったりしますが、土台の「リズム」の部分はほとんど同じなのでネイティブ同士では全く問題なく通じます。
一方でアイルランドの英語は完全に独自の「リズム」と「テンポ」があるので、訛りが強いとネイティブにも全く通じません。
インド人の英語は「テンポ」が速いし巻き舌などの鈍りがあるけれど、「音節の数とアクセント」は割と自然なので通じやすいのだと思います。


なので単語の綴りや意味だけでなく、発音記号を見て「音節の数」と「アクセントの位置」を意識しつつ声に出して見て覚えていくのがいいと思います。

慣れてくれば法則のようなものが掴めて、初見の単語でもそれっぽく発音できるようになってくるでしょう。

単語の単位での「リズム」が掴めてきたら次は単語と単語をつなげたときの文の「リズム」です!
続く・・・

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