この記事は LITALICO Engineers Advent Calendar 2024 カレンダー4の16日目の記事です
はじめに
2024年11月にITサービス部に入社しました @shuheie です。
この記事を書いている段階でまだ入社して1か月と少し、というところです。
これまでアドベントカレンダーの文化がある会社に属したことがないため人生で初めてのアドベントカレンダー執筆になりますが、ちょうどオンボーディングのタイミングでお誘いいただいたことと、いわゆる "入社エントリ" 的にLITALICOへの入社前後の出来事や選考やオンボーディングの感想を自身の記録としても書き留めておこうと思い、参加することにしました。お手柔らかに、お願いします。
私について
この記事は、あくまで私の主観についてまとめた記事になっているので、私のバックグラウンドについて最初に書いておきます。
- 社会人16年目の36歳 (執筆時点)
- 勉強するより仕事をしたい、という気持ちが強かったので、高専本科を卒業してすぐ社会人になりました。
- これまでの職歴
- SIerで地方自治体向けのパッケージ製品の開発・保守 (新卒で入社)
- 総合病院の情報システム部門
- ISP子会社の情報システム部門
- ネット系保険代理店の情報システム部門
- LITALICOのITサービス部 ←Now
- LITALICOの社内情報システムについて担当する部門の1つです。
- これまでのフィールド
- いわゆる情シスらしく、なんでも屋さん的な感じのことをやってました。
- どちらかというと、目に見える物理的なもの (拠点内外ネットワーク, オンプレミスの仮想化基盤, Windows, Linuxサーバー, ファシリティ, PBX, 複合機等々) を扱うことが多かったです。
同年代の中では、転職回数は多い方かもしれません。いわゆる "情シス" という仕事が好きなので、2社目以降はいわゆる情報システム部門中心のキャリアを積んできました。
LITALICOに入社するまで
LITALICOとの出会いと応募のきっかけ
転職活動では一般的かと思いますが、LITALICOを知ったのはエージェントさんからの紹介がきっかけでした。応募のきっかけの1つは募集ポジションが自分のキャリアを生かせそう、というところでしたが、もう1つは病院職員としての勤務経験もあったと思います。病院の職員をしていた時、医療の分野は特にヒューマンパワーが大切な一方、人材難が解消されづらく、ITはその助けになれる部分がもっと多いのではないかと感じていました。LITALICOのフィールドとする福祉の分野も、同様にITによって支援できる領域がまだまだあるのではないかなと思い、応募しました。
選考プロセスで感じたこと
20代のころの転職活動はどちらかというと新卒の就職活動に近く、自身の未来に対する意気込みについてアピールし、評価される要素が多かったように思います。一方で30代での転職は今回で2回目になりますが、年齢を重ねるにつれて、「これまでの自身のキャリアや今後に対する指向」と「応募先企業が求める人材像」とのすり合わせといった気持ちで選考へ臨むようになったように感じます。
その点で、LITALICOの面接では、私のこれまでの経験について、面接担当の方より興味を持っていただけた部分を深堀りして触れてもらうことができ、かつ、面接後にそれぞれの面接担当の方からのフィードバックを頂けたことで、どの部分が評価してもらえたのかを振り返ることができたことは印象的でした。
(転職経験のある方には共感してもらえるかもしれませんが、面接を受ける側としては、自分のキャリアの中で面接官に "刺さる" トピック選びをできていたかなって、結構不安になるものです...ちなみに現在は面接でお会いした上司・同僚の方々と一緒に働いています。)
LITALICOに入社してから
オンボーディング
入社後は、いくつかの組織単位でのオンボーディングがありました。
そのなかで特に印象的に感じたことをいくつかピックアップしてみました。
- 全社としての研修
- エンジニア部門としてのオンボーディング
- 所属部門でのオンボーディング
事業に対する理解
それぞれのオンボーディングの中でLITALICOの事業に対する理解を促す機会が多かったと思います。福祉分野に関する知識はニュースで知るくらいだった自分にとっては初めての情報がとても多かったです。また「LITALICO ○○」の名称を冠した事業が多くありますが、それぞれの背景や特徴、情報システム部門としての関わりについても丁寧な照会がありました。特に情報システム部門は会社全体と関わる機会がこれからも想定されるので、概要とはいえまとまってレクチャーをしてもらう機会があったのはとてもありがたかったです。
施設数のスケールに対応できる仕組みづくり
これは主に所属部門でのオンボーディングの中で感じたことです。IR資料を基にすると2024年3月末で390施設となっており、それ以降も新しい施設の開設が続々進んでいます。これまでの情報システム部門としての施策の中でも、このスケールの拡大へ対応できるようにするための取り組みがあることを知り、また、今後の設計や運用を考える中でも、"その仕組みはスケールしていったときも適用できるか、スケールしていくこととを阻害しないか" を念頭に置いた仕組みづくりを考えないといけないなと思いました。
"違和感"が存在することが言語化されていたこと
ピンポイントになりますが、エンジニア部門としてのオンボーディングの中にあった、オンボーディング期間は "違和感はあって当たり前、オンボーディング期間はリクエスト・フィードバックを通してその調整をしていく期間" というのが印象的でした。
これまでの何度かの転職経験の中でも、入社数か月間というのはとても難しく、かつ不安の大きい期間だったことを思い出しました。その不安感はいったい何であったのか、どう付き合っていくのがよいのだろうか、が言語化されていて、なんだか "アハ体験" みたいな感覚で新鮮に感じました。中途入社者の立場、受け入れ側の立場それぞれで発生する個々人の感情に関する部分も言語として表現しようとされているのがいいなと思いました。
つながるRADIO "つなラジ"
これはオンボーディングとは少し違うのですが、LITALICOのエンジニアリング統括部には、毎週30分の社内ラジオ (つながるRADIO "つなラジ") という取り組みがあります。
つなラジについては、LITALICO Advent Calendar 2023 の @sayaka_hashi さんの記事 が詳しいので、そちらも併せてご覧ください。
ちょうど今月5日(木)に第100回を迎えたこのラジオ、過去分のアーカイブも聞けるようになっています。
オンボーディングの合間などに、過去分のアーカイブの中から、自分の所属の方がゲストとしてプロジェクトの裏側を話している回などを聞いてみていました。自部門の過去のプロジェクトについて、背景を知らない人に向けて紹介されているので、入社直後の自分にも理解しやすく、その後の業務理解のしやすさにもつながったように思います。
ほかにもタイトルを見て興味を持っている回がたくさんあるので、時間を見つけて聞いてみようと思っています。
おわりに
これまでに書いてきたオンボーディング期間を経て、まだまだ業務に入ったばかりの状態ですが、最後に、LITALICOで働く人々について少し触れようと思います。現在の限られた範囲ではありますが、LITALICOには「接しやすい方が多い」という印象を持っています。まず同じチームの方々とお仕事する中では「何でも、何度でも聞いてください」とたびたび声をかけていただいていますし、まだまだ分からない部分が多い中でたくさん相談に乗ってもらっていただいています。また、情報システム部門という立場では他部門の方にご協力を頂く機会も多いですが、ご相談を投げかけると「お疲れ様です!」と元気に快くお返事をいただくことが多いです。
LITALICOは様々な事業があり、私もまだまだ理解を進めながら業務の幅、そしてエンジニアとしての領域の幅を広げていかないといけないな、と思っています。がんばります!