船井総研デジタルでは、毎週全社朝礼というものがあり、zoomで参加するようになっています。
しかし、毎週毎週予定表からURLをクリックして、パスワードを入力して参加とするのはめんどくさいですよね。
なので、今回は自動でzoomに参加するバッチファイルを作成したので、簡単にご紹介します。
基本的なコード
@echo off
set id="会議ID"
set passwd="会議パスワード"
start zoommtg:"//zoom.us/join?action=join&confno=%id%&pwd=%passwd%"
はい、たったの4行です。
簡単なので、1行ずつ解説します。
1行目:実行中のコマンドを表示しないようにする設定です。
実際にこのコードがある場合とない場合を比較してみます。
@echo offがない場合のコード
echo test
pause
testという文字列を出力して、プログラムを止めるだけのコードを実行すると、以下の通りになります。
ソースコードが一行ずつ表示されるので、邪魔ですね。
次は@echo offを付けてみます。
ソースコードが表示されなくなりました。基本的にバッチファイルを作成するときは@echo offを付けて、不要なものは表示しないようにしましょう。
2行目:idという変数を定義し、それに会議IDを代入します。
3行目:2行目と同様に、passwdという変数を定義し、それに会議パスワードを代入します。
4行目:指定された会議IDとパスワードからzoomを起動します。
やっていることはこれだけです。極論を言ってしまえば、以下のコードだけでも動きます。
start zoommtg:"//zoom.us/join?action=join&confno="会議ID"&pwd="会議パスワード""
パスワードがない場合のコードは以下の通りになります。
@echo off
set id="会議ID"
start zoommtg:"//zoom.us/join?action=join&confno=%id%"
パスワードがある場合とない場合で処理を分ける
私は、全社朝礼に加え、別件の定例ミーティングもzoomで行われています。
定例ミーティングの方はパスワードが設定されていないので、起動コマンドが若干変わります。
そのため、次のようなコードを作りました。
@echo off
set id=%1
if "%2" == "" (
start zoommtg:"//zoom.us/join?action=join&confno=%id%"
) else (
set passwd=%2
start zoommtg:"//zoom.us/join?action=join&confno=%id%&pwd=%passwd%"
)
引数に第1引数にID、第2引数にパスワードを設定して、判定するやり方です。
会議IDは必須なので、最初に設定します。
次に第2引数が空かそうでないかを判定して、空であればパスワードはなしでコマンド実行します。
空でなければ、パスワードを設定して、コマンド実行します。
これでベースが出来上がりました。
最後に、タスクスケジューラにこのバッチファイルを登録し、引数に会議IDとパスワード(あれば)を設定すれば、時間になると勝手に会議に参加してくれるようになります。