はじめに
入社して数年が経つと、「半分こっちのプロジェクト手伝ってくれない?」みたいなオファーが来ることも多々あると思います(会社による?)。
少なくとも私の会社はそういった状況が多く、A案件0.5、B案件0.3、C案件0.2みたいな状況をよく目にします。
私はもうすぐ入社して4年ですが、すでに上記のような状況に置かれて久しいので、私の経験上、こうすれば上手く回せるなぁと感じたことをアウトプットしておこうと思います。
1.タスク管理の徹底・優先順位づけ
たぶんこれが一番大事。案件間の各タスクについて、緊急度と重要度を定義して、緊急・重要からこなしていくようにする。
(緊急・重要が重なると残業続きになる)
案件を横断したタスク管理(Trelloのようなタスク管理アプリとか)をできる仕組みを構築することをおススメする。
現場常駐が発生する人は、スマホとか紙のスケジュール帳等、持ち運べていつでも確認できるもので管理するのが◎
どの現場でも使えるタスク管理方法を確立しておきましょう
2.時間を区切る
30分、1時間とか時間を区切って、何時から何時まではA案件、そのあとは1時間B案件のタスクをこなそう、みたいな感じ。
そうしないと集中力が散漫して、作業効率が残念なことになる。
作業効率もそうだが、片方の案件に集中するあまり、別案件のタスクを失念していた・・・という事態も起こりがち。
いったん時間を区切ってタスクを確認する時間を設けることで、そういった事態を防ぐことにもつながる。
おススメは、ポモドーロテクニックと呼ばれる、25分集中、5分休憩のスパンを繰り返すというもの。徹底すると仕事をダラダラすることがなくなるので、案件掛け持ちしていない人にもおすすめ。
ポモドーロテクニックをググりましょう
3.休憩を怠らない
上記の時間を区切ると関連するが、時間を区切った後に軽く5分~10分程度休憩を挟んで頭をリセットした上で別のタスクに入る方が集中力を維持できる。
休憩時間の使い方は、極力頭を使うことはしないこと。ただボーっとするだけ、スクワットやストレッチをしてみる、Youtubeで犬の動画を見る・・・等。
複数案件の掛け持ちは脳のいろんなリソースを使うので、脳が疲労しがち。
なので、休憩時間はできるだけ脳の休息にあてましょう。
休憩時間は思考停止しましょう
4.工数管理をする
ここでの工数管理は、実際にどれだけ作業をしたかという「 実績工数」を管理するということ。実績工数を把握しておけば、上司や客先との交渉に使える。
例えば、「A案件は本来0.5のところ、ここ3カ月間は0.7ほど稼働している。今後もこういった状況が続きそうなので工数配分の見直しや人員のアサインをお願いします。」という交渉ができる。
自分を守るためにも工数は把握しておきましょう
5.報連相を怠らない
報連相というのは、上司と会話するときに他案件の状況もさらっと伝えてみるといった感じです。A案件の上司に「来週くらいからB案件ヤバくなりそうなんですよね・・・」みたいなことを言っておけば予防線が張れる。
予め把握してもらえることで、諸々の調整が可能になり、炎上を防ぐことにもつながる。
もしもの時のために、周りを味方につけておきましょう
まとめ
当たり前のことばっかじゃん!!って思うかもしれません。
その通りです。複数案件を掛け持ちするには、当たり前のことをしっかりできている必要があります。できてないと単一案件の時とくらべ影響が大きくなってしまいます。
1案件でやらかすとそこにリソースを割かれてしまい、そのせいで他の案件に時間を割けなくなり、そこでも火がついて・・・みたいに延焼していきます。
また、社内で管理者の立場になってきたら自ずとこういった状況になってきます。考えることがたくさんある状態ですね。なので、できるなら若手のうちから複数案件を掛け持ちする、みたいな経験はしておくと◎です。
ひとつひとつの仕事を丁寧にこなしましょう