はじめに
「VirtualBox上のUbuntuの画面サイズを自動で切り替え」というのはVirtualBoxでUbuntu使う人にとってはまず最初にやることな気がしています。なので、検索すればいろいろやり方を解説している記事が出てくるのですが、どれも中途半端にしか手順が書かれておらず、半日ほど時間を無駄にしてしまいました。
このため、二度とこんなことにならないようにするべく、なるべく漏れなく、また注意点についても言及したメモを書きます。
環境
今回は以下の環境を使用
- Host OS: Windows 10
- VirtualBox: 6.0.10
- Guest OS: Ubuntu Desktop 18.04 LTS
- 最小インストールを利用
- OSをインストールした直後
「VirtualBox上のUbuntu 18.04の画面サイズを自動で切り替え」の手順
ざっくりとした流れは以下の通り。
- Guest Additions のインストール
- 画面サイズを自動で切り替えできるか確認
実はここまではどの解説記事でも書かれているが、1については「画面サイズ」「自動切り替え」などの単語で検索して出てくる記事には重要な手順が書いてない場合が多かったので、その部分について詳しく書きます。
1. Guest Additions のインストール
Guest Additions のインストールについて説明していきます。
[重要] Guest Additionsのインストールの事前準備
この部分がない記事が多かった印象なので注意してください。
Guest Additionsをインストールする前に、以下のものをインストールしておく必要があります。
- カーネルのヘッダー
- gcc
- make
- perl
右クリックをして「端末を開く」を選択してterminalを起動して、以下のようにインストールします。
$ sudo apt update
$ sudo apt install gcc make perl linux-headers-$(uname -r)
Guest Additions インストール
次に、Guest Additionsをインストールします。
以下のように「デバイス」→「Guest Additions CD イメージの挿入」を選択します。
実行すると管理者の認証が必要なので、パスワードを入力。
ちなみに、必要なパッケージが入ってないとこんな感じで怒られるので、メッセージに従って必要なものをインストールしてください。(超重要)。
(メッセージのぱっと見はほとんど同じなので、インストールに失敗していると気が付かず、時間をつぶしました・・・。このときはgccとmake、perlが足りなかった模様)
最後にUbuntuを再起動します。
ちなみに、これでもうまくいかない場合は「Guest Additions インストール」などのキーワードで検索すると良いかと思います。
2. 画面サイズを自動で切り替えできるか確認
再起動後、うまく自動で切り替わるか確認します。
これで、Ubuntuの画面の周りに空白がなくウインドウの最大化ができれば成功です。