はじめに
プログラミングで過去に書いたコードを見直すと、なんでこの処理を書いたんだろうと思ったことが誰しも1回はあると思います。
その対処として、コメントアウトを利用してそのコードの内容や記載した意図を書くようになるでしょう。
私は、本記事執筆までTableauの計算フィールドでは、コメントアウトはできないと思っていました。(数年前調べた際見つからなかったため)
そのため、複雑な処理や複数の計算フィールドをまたぐ項目を見直したり改修しようとした際、
処理の意図を失念し、思い出すまで時間を要すことが多々ありました。
しかし、コメントアウトができるということを最近知り業務の効率が上がったため、紹介します。
やりたいこと
Tableuの計算フィールドなどで記載した関数などの処理について、
その意図や内容を記載する方法を説明します。
※データはTableauのサンプルデータのスーパーマーケットを使用
手順
手順としては、関数の処理などを記載し、計算フィールド内でどこでも良いので「//」を記載することで、その後ろをコメントアウトすることができます。
また、「/* */」の*の間をコメントアウトとして残すこともでき、作成する関数の処理の内容や意図などを残せます。
例えば、シンプルですが、以下のように活用できます。
//以降がコメントアウトした箇所となります。
ただ、上記のように短いコメントだと問題ないのですが複雑な処理や注釈を加える場合、説明の文章が長くなることが多いでしょう。
実際私自身も思い出しやすいよう記載するため、説明が長くなることが多いです。
その場合、以下の画像の赤い四角のように「//」を行ごとに記載するか「/* */」の*の間に記載するという方法で対処可能です。
どちらを採用するかは好みです。
また、上記コメントアウトの処理はTableauでできるならTableau prepでもできるのではと思い確認しました。
結果、Tableau prepの「計算フィールドの作成」・「値のフィルター」の両方で「//」の場合のみコメントアウトすることができました。
「/* */」を記載するとエラー処理となりました。
※こちらについてはTableauやTableau prepのバージョンに依存している可能性もあるため
自身の環境で試してみることをお勧めします。
終わりに
コメントアウトは初めのうちは記載しなくてもそこまで影響のないものですが、
慣れてきて難しい・複雑なものを作る場合や、複数人で作成・管理する場合などなくてはならないものだと思います。
今回の記事はとても初歩的なものではありますが、
本記事でコメントアウト機能を知り、活用いただきTableauの活用がより良いものになれば幸いです。