1. はじめに
私は理系大学の学部4年生で主に機械学習について研究・学習しています。この記事では私が講師として勤めているプログラミング教室での体験を共有したいと思います。
2. プログラミング教室の概要
BINGOは、小学生・中学生・高校生を対象とするオンラインのプログラミング教室です。
特徴
- 授業の個別化:基本的な方針はありますが、生徒と好きなことを相談しながら一緒にロードマップを作成していきます。
- 職業体験:学んでおしまいではなく、仕事まで実践する。
- 自由度の高さ:生徒のやりたいことに合わせた講師が担当するので、生徒側も講師側もかなり自由度の高い教室になっている。
働こうと思った理由
私は工業高校の情報科出身で、初めはプログラミングが全く面白くありませんでした。しかし、ゲーム制作やブレットボードを使ってLEDで小規模なイルミネーションを作成した際に、自分のプログラムよって制作物が動いた瞬間に感動を覚えました。同じような感動や成就を挫折なく経験してもらいたいと思い、プログラミング講師として働くことを決めました。
3. 活動内容
BINGOでは月3コマ(1コマ1時間)の授業を実施しています。主に私が担当した授業は以下の通りです。
3.1 担当授業内容
Python基礎・応用
- Pythonの基礎文法
- 簡単なタイピングアプリを制作
ゲームプログラミング
- Roblox
- 簡単なアクションゲーム
教育番Minecraft[コマンド,Agentの制御]
- ゲーム内でAgentの制御
- コマンドを駆使してダンジョン制作
競技プログラミング
- JOI[情報オリンピック]
- Atcoder
- 基礎的なアルゴリズム
競技プログラミングの授業は予習に要する時間が膨大です、1時間で授業を終わらせるのも難しい(笑)
JOI2次予選の後半の問題普通に解けないし...💦
3.2 競技プログラミングの夏休み講座の立ち上げ
競技プログラミングに取り組んでいる生徒には、JOI2次予選突破を目標としている生徒が多く在籍しています。BINGOの月3時間という授業時間では、目標達成が難しい状況にありました。そこで夏休み講座の立ち上げを企画しました。夏休みということもあって講師の確保が難しかったのですが、私の友人や教室長の協力もあり、なんとか実施することができました。結果的に90分×24コマの合計32時間の講座の時間を確保することができ、生徒のスキルアップにつなげることができました。
3.3 Github講座&共同開発イベント
BINGOには、中高生とは思えないほどプログラミングができる生徒が複数在籍しているのですが、マインクラフト以外の部門では共同開発ができていません。そこで、共同開発を促進するために Github講座&共同開発イベント の計画を進めています。
GitHub講座では、基本的なターミナルの操作からスタートし、ファイル管理システム、Git、GitHubに関する理解を深めるための講義資料を作成しています。これにより、スムーズに共同開発に取り組む準備を整えることができます。
講義資料の理解が進んだ段階で、実際に一定の期間を設けて共同開発を行います。協同開発を通じて、生徒たちには技術的なスキルを向上させると同時に、協力し合い、コミュニケーションを図ることでチームワークやプロジェクトマネジメントの能力も高めてほしいと思っています。また、将来的な展望として、講師陣と生徒たちが同じ目線で共同開発できる環境を築きたいと考えています。
4. 働いて良かったこと
成長の瞬間
プログラミング教室BINGOでの講師経験から得たことは多岐にわたり、まず、生徒たちとの交流を通じて、彼らの成長を目の当たりにすることができ、非常に充実した瞬間でした。
自分のレベルアップ
競技プログラミング夏休み講座では、生徒たちの要望に応えるため、私自身が挑戦しなければならない難易度の高い内容もありました。これが結果的に私の技術力向上に繋がり、大変有意義な経験となりました。
ちなみに競プロを教えるためにC++を1から勉強しました💦 普段はPythonユーザーです💖
自由度が高い
この教室の自由度の高さには大きな魅力があります。生徒たちと一緒にさまざまなことに挑戦できる環境が整っており、その中で共同開発イベントの企画も進めることができています。この自由度の高さが、私たち講師陣や生徒たちが新しいアイディアを取り入れ、積極的に学び続ける原動力となっていると思います。
5. さいごに
プログラミング教室BINGOでの日々は、本当に充実したものでした。生徒たちと共に成長していく経験は私にとってかけがえのないものとなっています。この素晴らしい環境で働けていることに感謝し、これからもBINGOでの活動を続けていきます。