はじめに
いまさらながら、stable-diffusion-webui(AUTOMATIC1111)をインストールして、少し触ってみようと思います。
本記事では、環境準備から動作確認までの基本的な手順を解説します。
環境準備
python のインストール
まず、Python 3.10.x をインストールします。公式サイトからダウンロードしてください。
Python ダウンロードページ
Python 3.11 や 3.12 などをインストールすると、次に行う PyTorch のインストールでエラーが発生する可能性があります。PyTorch が対応していないバージョンでは動作しないので、必ず 3.10.x を使用してください。
インストール手順などは丁寧に書かれている記事が多々ありますので、割愛いたします。
Git のインストール
次に、Git をインストールします。公式サイトからダウンロードしてください。
Git ダウンロードページ
Git のインストール手順に関しては、詳細な記事が多々あるため、ここでは割愛します。
AUTOMATIC1111のインストール
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コマンドラインで以下を実行し、リポジトリをクローンします
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
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クローン後、
stable-diffusion-webui
フォルダ内に移動し、以下のファイルが存在することを確認します -
フォルダ内にある
webui-user.bat
をダブルクリックしてインストールを開始しますインストールが完了すると、ターミナルに以下のようなメッセージが表示されます。
Running on local URL: http://127.0.0.1:7860
自動でブラウザが起動するのを待つ or この URL をブラウザで開くことで、Stable Diffusion WebUI が起動します。
動作確認
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初期状態では、
Stable Diffusion checkpoint
にv1-5-pruned-emaonly.safetensors
が設定されています。このままでも動作確認が可能です。 -
以下の手順で画像生成を行います。
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prompt
に生成したい内容を英単語で入力 -
negative prompt
に除外したい内容を英単語で入力 -
Generate
ボタンをクリック
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生成された画像はデフォルトで以下のディレクトリに保存されます。
\stable-diffusion-webui\outputs\txt2img-images\YYYY-MM-DD
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また、WebUI 上の生成画像表示エリア下部にあるアイコンからも画像を確認できます。
アプリケーションの終了と再起動
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アプリケーションを終了するには、
webui-user.bat
実行時のコマンドウィンドウでCtrl + C
を押します。 -
再起動する場合は、再度
webui-user.bat
をダブルクリックしてください。
最後に
今回は、Stable Diffusion WebUI (AUTOMATIC1111) のインストールから動作確認までを実施しました。
今後は、以下の項目についても触れていきたいと思います。
- モデル(checkpoint)の切り替え
- 追加学習モデル(LoRA)の設定
- VAE の導入
- 拡張機能の活用
アニメのような画像や写真風の画像を生成するなど、さまざまな試行錯誤を記事にしていきます。