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SQLについて

Last updated at Posted at 2020-04-01

はじめに

SQLの勉強をしようと思ったので,学んだことをまとめていきます.随時更新(多分)

ミス等があれば,コメントして頂けると幸いです.

データベースとは

テキストや数値などのデータを保存するためのツール.例えば,TwitterなどのSNSでは「投稿データ」,楽天やAmazonなどのショッピングサイトでは「顧客の購買データ」をデータベースに保管しています.

仕組み

データベースは下図のような表でデータを管理している.この表をテーブル,列をカラム,行をレコードと呼びます.テーブルは必要に応じて複数作成可能です.

データベースの構造
image.png

クエリ

データベースからデータを取得するには,データベースにクエリと呼ばれる命令を送る必要があります.SQLはクエリを書くための言語のことです.
クエリは1行で書くこともできますが,読みやすいように改行して書くことにします.
また,SQLは大文字と小文字を区別しないため,小文字でも問題ありません.(だからついつい小文字で書いてしまう…)

データを取得する

SELECT文を使ってどのカラムのどのデータを取得するかを選びます.

test.sql
SELECT name;

複数のテーブルが存在する場合

FORMを用いてSELECTで選んだカラムがどのテーブルのカラムかを指定する必要があります.

test.sql
SELECT name
FROM people;

複数のカラムからデータを取得する

カラム名をカンマ[ , ]区切りで書きます.

test.sql
SELECT name, type;

全てのカラムからデータを取得する

*の記号を使います.

test.sql
SELECT *
FROM people;

特定のデータだけ取得する

WHEREを使ってどこのレコード(行)を取得するかを指定します.
カラムのデータがテキストデータ,日付データの場合にはクォーテーション[ " or ' ]で囲む必要があります.
数値データの場合は囲む必要がありません.
※データ型については他にもありますが,今回は以上の3つを対象にしています.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE category = "大人"; # テキストデータ,日付データ
------------------------------------------------
WHERE height = 150; # 数値データ

比較演算子

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE height < 150; # 150より小さいデータを検索
------------------------------------------------
WHERE height <= 150; # 150以下のデータを検索
------------------------------------------------
WHERE height > 150; # 150より大きいデータを検索
------------------------------------------------
WHERE height >= 150; # 150以上のデータを検索

比較演算子は数値データ以外にも,日付データにも使用可能です.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE height < "2020-01-01"; # 2020-01-01以前のデータを検索

ある文字を含むデータの検索

LIKE演算子を使用して,指定したカラムが「カレー」を含むレコードを指定します.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE food LIKE "カレー";

ワイルドカード

「カレー」を含むどんな文字列にも一致するものを検索できます.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE food LIKE "%カレー%";
===============================
カレー, 焼きカレー, カレーライス, カツカレーライス

前方一致

「カレー」以降だけどんな文字列にも一致するものを検索できます.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE food LIKE "%カレー";
===============================
カレー, 焼きカレー

後方一致

「カレー」より前はどんな文字列にも一致するものを検索できます.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE food LIKE "カレー%";
===============================
カレー, カレーライス

否定の条件

NOT演算子を使用して, 「カレー」を含まないデータ「カレー」に一致しないデータを取得できます.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE NOT height < 150; # 150より小さいデータではない(150以上のデータ)を取得
-----------------------------------------------------------------------
WHERE NOT food LIKE "%カレー%"; # 「カレー」を含まないデータを取得

NULLデータ

NULL中身が何か分からないデータのことです.
何のデータも保存されていない場合などが該当します.

NULLのデータを取得する

指定したカラムがNULLであるレコードデータを取得します.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE height IS NULL;

NULLではないデータを取得する

指定したカラムがNULLでないレコードデータを取得できます.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE height IS NOT NULL;

※NULLデータを取得したい時に,イコール[ = ]を使うことはできません.

AND演算子

WHEREに複数の条件を指定することができます.
以下のようにすることで,2つの条件を共に満たすデータを検索することができます.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE category = "大人"
AND age >= 40;

OR演算子

AND演算子と同様に,複数の条件を指定することができます.
以下のようにすることで,2つの条件のうちどちらかを満たすデータを検索することができます.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE category = "大人"
AND age <= 40;

データの並び替え

ORDER BYを使って.並べ替えたいカラム並べ方を指定します.
ASC(昇順):1, 2, 3, …, 100

test.sql
SELECT *
FROM people
ORDER BY height ASC;

DESC(降順):100, 99, 98, …, 1

test.sql
SELECT *
FROM people
ORDER BY height DESC;

どちらもwhereと併用が可能です.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE category = "大人"
ORDER BY height ASC;
-----------------------
ORDER BY height DESC;

取得するデータ数の制限

LIMITを使って,取得するデータの件数を指定します.

test.sql
SELECT *
FROM people
LIMIT 10;

ORDER BYと同様にWHEREと併用が可能です.

test.sql
SELECT *
FROM people
WHERE category = "大人"
LIMIT 10;

重複したデータを除く

DISTINCT (カラム名)を使って,検索結果から指定したカラムの重複するデータを除くことができます.

test.sql
SELECT DISTINCT(name)
FROM item;

四則演算

+:足す
-:引く
*:かける
/:割る

test.sql
SELECT name, price * 1.08
FROM item;

集計関数

合計,平均などを求めることができます.

合計

SELECTで取得するカラムに使用することで,合計を取得できます.

test.sql
SELECT SUM(price)
FROM item;

WHEREと併用できます.

test.sql
SELECT SUM(price)
FROM item
WHERE name = 'Aさん';

平均

SELECTで取得するカラムに使用することで,平均を取得できます.

test.sql
SELECT AVG(price)
FROM item;

WHEREと併用できます.

test.sql
SELECT AVG(price)
FROM item
WHERE name = 'Aさん';

データ数を数える

SELECTで取得するカラムに使用することで,指定したカラムの合計数を取得できます.
しかし,NULLになっているデータはカウントされません.

test.sql
SELECT COUNT(price)
FROM item;

NULLも含めてデータ数を計算したいときは, COUNT(*)(全てのカラム)を指定します.

test.sql
SELECT COUNT(*)
FROM item;

WHEREと併用できます.

test.sql
SELECT COUNT(*)
FROM item
WHERE name = 'Aさん';

最大・最小

SELECTで取得するカラムに使用することで,最大のデータ,最小のデータを取得できます.

最大

test.sql
SELECT MAX(price)
FROM item;

WHEREと併用できます.

test.sql
SELECT MAX(price)
FROM item
WHERE name = 'Aさん';

最小

test.sql
SELECT MIN(price)
FROM item;

WHEREと併用できます.

test.sql
SELECT MIN(price)
FROM item
WHERE name = 'Aさん';

データのグループ化

GROUP BYを使用することで,日付ごと,人ごとに金額の合計を算出することができます.
※SELECTで使えるのはGROUP BYに指定しているカラム名と集計関数だけです.

test.sql(正解)
SELECT SUM(price), date
FROM item
GROUP BY date;

以下では,SELECTで集計関数を使用していないため,日付ごとに集計された値が取得できません.

test.sql(間違い)
SELECT price, date
FROM item
GROUP BY date;

複数カラムのグループ化

絡む名をカンマ[ , ]でつなげることで,複数のカラム名を適用させることができます.
複数のカラム名でグループ化すると,データの組み合わせの数だけグループができます.
例:「Aさん」の「2020-01-01」のグループ, 「Bさん」の「2020-01-02」のグループ, etc…

test.sql
SELECT SUM(price), date, name
FROM item
GROUP BY date, name;

集計関数を使用することで,各グループごとにデータを集計できます.
例:日付と人ごとの金額の合計, 日付と人ごとの購入数, etc…

より細かい条件でグループ化

WHEREと併用できます.
実行順は,上から

検索 WHERE
グループ化 GROUP BY
関数 COUNT・SUN・AVG・MAX・MIN

のようになっています.

そのため,日付と人ごとの食事に使ったお金の合計を取得するときは,
1. WHEREでカテゴリが「食品」であるレコードを検索
2. 日付とキャラクターでグループ化する
3. 集計関数で集計する

という順番で行います.

test.sql
SELECT SUM(price), date, name
FROM item
WHERE category = '食品'
GROUP BY date, name;

さらに絞り込む

HAVINGを使用することで,条件を満たすグループを取得できます.
HAVINGはグループ化された後のテーブルから検索するため,条件文で使用するカラムは必ずグループ化されたテーブルのカラムを使用します.

test.sql
SELECT SUM(price), date
FROM item
GROUP BY date
HAVING SUM(price) > 2000;

グループ化した後のデータを絞り込む際にWHEREではなくHAVINGを使用するのは,以下の実行順によるためです.

検索 WHERE
グループ化 GROUP BY
関数 COUNT・SUN・AVG・MAX・MIN
HAVING HAVING

WHERE:検索対象がグループ化される前のテーブル全体
HAVING:検索対象がGROUP BYによってグループ化されたデータ

2020 04 01 ~ 04 02

データベースとは 〜 否定の条件

2020 04 02 ~ 04 03

NULLデータ ~ データのグループ化

参考

Progate
フリーイラスト素材集 ジャパクリップ

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