Github ActionsでSecretが取得できないときに疑うこと

Github ActionsからSecretを取得できない事象にはまったので解決した方法を残します。

まずEnvironment SecretとRepository Secretの２種類のSecretがあります。
２つのSecretの取得方法は異なります。
ちゃんとGithub上で環境変数を設定し、Actionsのyamlの記述もあっていそうなときは２種類のSecretを混同しているかもしれません。

Environment Secret

こちらはGithub Actionsのyamlでenvironmentを指定してSecretを取得します。
設定 > Code and automation > Environments で作成したらEnvironment Secretとなります。
test-environmentというEnvironmentの中に、VITE_SUPABASE_URL, VITE_SUPABASE_KEYの２つのSecretを作成したのが以下の画像です。

environmentを指定し、以下のように取得します。

name: Build and Deploy
on:
  [push, workflow_dispatch]
jobs:
  build-and-deploy:
    runs-on: ubuntu-latest
    environment:
      name: test-environment
    steps:
    - run: echo ${{ secrets.VITE_SUPABASE_URL }}
    - run: echo ${{ secrets.VITE_SUPABASE_KEY }}

Repository Secret

こちらはリポジトリ内で一意のSecretです。
Github Actionsではenvironmentを指定せずに取得できます。
設定 > Secret and Valiables > Actionsで作成したらRepository Secretです。

取得は以下です。

name: Build and Deploy
on:
  [push, workflow_dispatch]
jobs:
  build-and-deploy:
    runs-on: ubuntu-latest
    steps:
    - run: echo ${{ secrets.VITE_SUPABASE_URL }}
    - run: echo ${{ secrets.VITE_SUPABASE_KEY }}

使い分けとしては、Repository Secretはリポジトリ内で共通で良いもの。
Environment Secretは開発、本番とでSecretを分けたいときに使用するのが良いと思います。

最後に

私はRepository SecretとEnvironment Secretを混同してしまいSecretが取れない状況にはまってしまいました。
（Environment Secretなのにenviromentsを指定せずに参照しようとしていた)
これを読んだ方がGithunのSecretには2種類あることを知り、エラーが早く解消されると嬉しいです。