MIXI DEVELOPERS Advent Calendar 2024の10日目の記事です!
本記事ではMacユーザーの私が業務でよく使うショートカットキー (とその設定) を9つ紹介します。
Slack チャンネル検索
業務でのコミュニケーションツールとしてSlackを使用しています。私はSlack上でチャンネルの行き来が激しく、マウスやタッチパッドを使って移動すると少し手間がかかるなという印象があります。さらに、参加しているチャンネルが多い場合は、リスト一覧の中から閲覧したいチャンネルを探すのにも一苦労します。
そこで、cmd + k
を使っています。cmd + k
でSlackの検索窓にカーソルがフォーカスし、チャンネルの検索ができます。入力内容に対してサジェストも出るため、大量のリストの中からチャンネルをいちいち探す必要もなくなり、Slackでのコミュニケーションがより素早くできるようになるでしょう。
iTerm 表示 / 非表示切り替え
私はターミナルとしてiTermを頻繁に使用しております。開発環境としてはVSCodeを使用しているのですが、Remote-SSHの拡張機能にいくつか不備があったり、大量のログを見るには画面が狭かったりする関係で、ターミナルだけiTermを活用する場面がよくあります。
大きい画面ですぐにiTermが使いたいというニーズを満たすために、以下の記事で紹介されているような設定しています。
この設定により、^i
などですぐさまiTermを最大サイズで表示・非表示にすることができます。
Rectangle
私はウィンドウの管理にRectangleを使用しています。
Rectangleはウィンドウの位置やサイズなどをWindowsOSでできるようにショートカットキーを用いて操作できるアプリケーションです。インストールや初期設定などについては下記記事がとても参考になります。
私がRectangleを使用している理由なのですが、キーボードだけで簡単にウィンドウを操作できることに加えて、Macのフルスクリーン化の機能を使わなくて済むようになるということがあります。
私は個人的にMacのフルスクリーン化されたアプリケーション間の移動におけるアニメーションがあまり好きではなく、「もっとパッとすぐ移動してよ!」となります。
しかし、Rectangleを使い、^ + opt + return
などに(フルスクリーン化せずに)画面最大化を実行するショートカットを設定することで、業務中は最大化されたウィンドウを重ねて起き、cmd + tab
やcmd + space
で選択したアプリケーションをすぐさま表示してフォーカスできるようになります。
Chrome タブ操作
ブラウザはマウスやタッチパッドを使いたくなってしまうアプリケーションの上位に入るものだと思います。ただ同時に、ちょっと我慢してキーボードのみの操作をするだけで、生産性の向上がかなり見込めるアプリケーションであるとも思っています。
そこで、Chromeを例に今回はタブ操作に関するショートカットキーを2種類紹介します。
タブ移動
まずは、タブ移動です。タブ移動はopt + cmd + ←
or opt + cmd + →
で行えます。端まで移動すると、反対側の端に移動することが可能となっており、循環的な移動が可能です。また、cmd + 1~9
でもタブを移動することが可能であり、タブが9個以内の場合は左から見て順に番号とタブが一致しており、10個以上の場合はcmd + 9
を押すと最も左のタブへ移動できるようになります。
タブの追加と削除
次に、タブの追加と削除です。タブの追加はcmd + t
で、削除はcmd + w
で実行できます。タブを追加した場合はカーソルが検索窓に入ったままの状態なため、そのまま検索することが可能です。
この2種類のショートカットキーだけでChromeを用いた作業の生産性がかなり上がると思います。ちなみに、検索後の操作までキーボードだけで行いたい友人はVimium (https://chromewebstore.google.com/detail/vimium/dbepggeogbaibhgnhhndojpepiihcmeb?hl=ja) という拡張機能を入れてしまい....
VSCode
IDEとしてVSCodeを使用している私は、VSCodeでも頻繁に行う操作はなるべくショートカットキーで行います。
ワークスペースフォルダ(またはファイル)選択
VSCodeにおけるワークスペースの設定はcmd + o
でできます。MacOS上の場合はcmd + o
を押すことによってフォルダ(またはファイル)選択用のポップアップが表示されるため、矢印キーで選択し、エンターキーで開くワークスペースフォルダ(またはファイル)を選択できます。
実は、Chromeにもcmd + o
にショートカットキーが割り振られています。Chrome上の場合は、cmd + o
でローカルのDownloadsフォルダが開きます。これによって、Web上からダウンロードしたPDFなどをChrome上で開いて閲覧することができます。
ファイル・コマンド検索
VSCodeではcmd + p
でファイルを検索することができます。また、cmd + p
実行後の検索窓で>
を入力することにより、VSCode標準のコマンドや拡張機能のコマンドを実行することができます。コマンドの検索時には、何も入力しない状態でも最近使用したものが上に来るため非常に便利です。
タブ移動・削除
タブの移動はChromeと同じくopt + cmd + →
またはopt + cmd + ←
でできます。また、タブの削除はこれまたChromeと同じくcmd + w
でできます。タブが1つも無い状態でcmd + w
をすると、ワークスペースが閉じられてアプリケーションが最小化されます。
ターミナル・エディタ選択
VSCode使用中でもiTermを使うと前に述べましたが、VSCodeのターミナルを使う方が早い場面も往々にしてあります。しかし、マウスやタッチパッドを使ってターミナルを開こうとするとウィンドウ上部のメニューまたはVSCodeの下端をドラッグしてくる必要があります。これが非常に面倒なので、ショートカットキーでターミナルを開きたいです。
VSCodeでターミナルを開く場合は^ + backquote
が使えます。ターミナルが1つも無い場合はターミナルが立ち上がりますし、既に立ち上がっている場合にはカーソルがターミナルにフォーカスします。ターミナルにフォーカスした状態で実行した場合は、ターミナルが非表示となり、エディタにカーソルがフォーカスします。
また、ターミナルを非表示にせずエディタへカーソルのフォーカスを動かしたい場合は、cmd + 1
が使えます。エディタの画面が分割されている場合、cmd + 1
とすると最も左に表示されているエディタへ、cmd + 2
とするとその隣へと言ったように、番号でフォーカスするエディタ画面を選択することも可能です。
終わりに
以上がMacユーザーの私が業務でよく使うショートカットキー (とその設定) 9選でした。本当はもっと技術的なこと書こうとしたのですが、業務に関連する(かつすぐに書いて投稿できる)ことで思いつくものが他になかったのでアドカレの箸休め的な記事になれたかと思います。他にもおすすめのショートカットキーや好きなショートカットキーがあればぜひ教えてください。良きショートカットキーライフを!