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命名規則についてまとめてみた(キャメルケース,パスカルケース,スネークケース,ケバブケース, etc...)

Last updated at Posted at 2023-03-17

概要

アプリ開発において、DBのテーブル名、関数名、クラス名、変数名など、適切な命名は必須の作業です。命名規則が統一されていないと可読性が下がり、バグの原因にもなりかねません。そのため、プロジェクトや組織ごとにルールを決めておくことが重要です。

この記事では、よく使われる命名規則のうち以下の4つを紹介します。

  • キャメルケース
  • パスカルケース
  • スネークケース
  • アッパースネークケース
  • ケバブケース
  • ハンガリアン記法
  • ドットケース

キャメルケース(camelCase)

camelCase

キャメルケースは、最初の単語を小文字にし、それ以降の単語の先頭を大文字にする形式です。別名「ローワーキャメルケース」とも呼ばれます。JavaScriptやPHPなどでよく使われる印象があります。

パスカルケース(PascalCase)

PascalCase

パスカルケースは、すべての単語の先頭を大文字にする形式です。キャメルケースと似ていますが、最初の単語も大文字で始まる点が異なります。「アッパーキャメルケース」とも呼ばれ、主にクラス名に使われることが多いです。

スネークケース(snake_case)

snake_case

スネークケースは、アンダースコア(_)で単語を区切る形式です。Pythonの関数名や変数名に使われることが多い印象があります。また、すべて大文字にした「コンスタントケース」(CONSTANT_CASE)もあり、こちらは定数の命名に使われます。

アッパースネークケース(UPPER_SNAKE_CASE)

UPPER_SNAKE_CASE

アッパースネークケースは、すべて大文字で記述し、単語をアンダースコアで区切る形式です。一般的に、定数名に使用されることが多いです。C言語やPython、JavaScriptなど、定数の命名に幅広く使用されています。

ケバブケース(kebab-case)

kebab-case

ケバブケースは、単語をハイフン(-)で区切る形式です。主にファイル名やCSSクラス名で使われることが多いです。

ハンガリアン記法(Hungarian Notation)

strName, iCount, bIsValid

ハンガリアン記法は、変数名の先頭にそのデータ型や用途を示す接頭辞をつける形式です。たとえば、文字列には str、整数には i、ブール型には b をつけます。これにより、変数の型や用途が一目でわかりやすくなります。古くからある命名規則で、特にCやC++のコードで見かけますが、最近では冗長になるためあまり使用されない傾向があります。

ドットケース(dot.case)

file.name.example

ドットケースは、単語の区切りにピリオド(.)を使用する形式です。通常、ファイル名やキー名など、特にネストされたデータ構造を表現する際に利用されることがあります。JavaScriptのオブジェクトキー名や、設定ファイルのプロパティ名などで見かけることがあります。

まとめ

命名規則にはさまざまな形式がありますが、プロジェクトや組織ごとに統一することが重要です。言語ごとに推奨される命名規則はドキュメントに記載されていることが多いので、参考にすると良いでしょう。また、新しい組織やプロジェクトに参加する際は、その命名ルールを確認しておくとスムーズに開発が進められるはずです。

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