はじめに
エンジニアにとって、報連相は仕事を円滑に進めるための重要なスキルです。
特に、報連相が上手にできるかどうかで、その人の評価や信頼感が大きく変わると感じています。
この記事では、どうすれば効果的なコミュニケーションが取れるのか、自分の経験をもとに良い例と悪い例を交えながら解説しました。
これを読んでいただき、日々の仕事の参考にしていただければ幸いです。
上手な報連相の仕方
上手な報連相とは、相手に伝わりやすい形で情報を共有できること を指します。
これができると、「仕事がしやすい人」 として評価され、よりスムーズに業務が進むようになります。
以下に、具体的な場面を通して良い例と悪い例を紹介します。
相談編その1
良い例 (Aさん)
- タスク開始前の確認
タスクの内容で不明点があったため、着手前にリーダーに質問し、不安を解消。 - 詰まりの早期相談
作業中に詰まったが、15分ほど試行錯誤した後、リーダーに相談し解決。 - 成果物の提出
作業中に都度確認を得たため、大きな修正なく期限内にタスクを完了。
悪い例 (Bさん)
- 独断で進行
不明点を確認せず、とりあえず作業を開始。 - 長時間の試行錯誤
作業中に詰まったが、1時間以上自力で調べ続け、正確性に不安を抱えたまま進行。 - 成果物の遅延修正
提出後、認識のズレが発覚し、大幅な修正が必要に。期限にも間に合わず。
両者の違い
Aさんは早期相談を通じて効率よく進め、リーダーに安心感を与えています。
一方で、Bさんは独断で進めた結果、時間の無駄や信頼の低下 を招いてしまいました。
相談編その2
前提、出社して仕事しているものとします。
私は、口頭での確認とチャットでの確認は使い分けています。
- 口頭で確認する
- 急ぎのもの
- 軽めの内容
- 認識をすり合わせたいとき(細かなニュアンスが重要な場合)
- 画面を見せて実際に教えてもらいたいとき
- 「〇〇のやり方を教えてください」など
- チャットで確認する
- 作業に詰まったとき
- 優先度が低めの確認事項
- 記録として残したい内容
また、質問は整理して送ることで、受け手が理解しやすくなります。
- 現在のタスク
- わからないこと
- 現状わかっていること
報告編
良い例(Aさん)
朝会での進捗確認MTGにて、
上司:Aさん、進捗はいかがでしょうか?
Aさん:〇〇まで終わっていて、これから〇〇を進めようと思います。
上司:わかりました。ちなみに〇〇の確認はされましたでしょうか?
Aさん:すみません。まだ確認していませんでしたので、これから確認します。
悪い例(Bさん)
上司:Bさん、進捗はいかがでしょうか?
Bさん:〇〇を確認していて、〇〇が〇〇で、〇〇だと思っているんですけど、...
上司:あ〜、つまり〇〇ということですね?
Bさん:はい、〇〇がわかってない状況です。
上司:〇〇は確認しましたか?
Bさん:え〜っと、〇〇がこうなっていて、〇〇がこうなっていたので...
両者の違い
Aさんの報告は簡潔で、進捗状況が一目でわかります。
一方でBさんの報告は、結論が不明瞭でわかりにくいです。
これは、進捗報告が作業報告になっている のが原因と考えられます。
最後に
報連相は、相手にとって伝わりやすい形で行うことが大切です。
良い報連相を実践することで、チーム全体の信頼感が向上し、業務がスムーズに進みます。
今回の記事で紹介した例やフォーマットを参考にして、日々の業務で実践してみてください。報連相を意識するだけで、あなたの評価が大きく変わるかもしれません!