きっかけ
これまで高温で動作が不安定になることはなかったが少し不安なので対策を考えていた。
小型ファンを取り付ける例は良く見るが、別の方法でやってみたい。
そんな時ふといけるんじゃねってアイテムを見つけた。
吸引式 ノートパソコン用 熱排出ファン (温度計付き) DN-12372
古いノートPCの冷却に好適、排気口装着式の冷却ファンを使ってみた
条件
装備
- Raspberry Pi 2
- KSYのケース [RASPIOEMCASEC]
- KSYのヒートシンク [KSYHEATSINKSS]
ファン装着
測定
温度の測定配下のコマンドにて行う。
cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp
負荷はstressツールにて行う。
EC2でサーバーに負荷を発生させる stress ツールを使ってみる
stress -c 4
室温:28°
オーバークロック:Pi2 1000MHz ARM, 500MHz core, 500MHz SDRAM, 2 overvolt
変更前
CPU使用率 | 温度 |
---|---|
20% | 55℃ |
100% | 72℃ |
変更後
CPU使用率 | 温度 | ファン動作モード |
---|---|---|
20% | 40℃ | 自動化変 |
100% | 43℃ | 自動化変 |
100% | 50℃ | MAX固定 |
結果
低負化時で15℃程度、高負荷時で20-30℃程度下がった。
ファン動作モードをMAX固定にしたとき自動化変より温度が高かったのはRaspberryPi本体から電源をとっていたのが原因と思われる。
まとめ
良かった点
- 想定以上に温度が下がった
- ケース等の加工がいらない
悪かった点
- 通常の3倍場所をとる
- ピンがいじれない
- 固定がイマイチ
今後の課題
- 埃対策
- ファンを改造して排気にしたらどうなるか
- 固定方法の検討