セミナー行ってきた
生成AIの初心者向けセミナーに行ってきました。果たして3000円の価値はあったのか。
ChatGPTだけじゃない!ビジネスに使える8大 生成AI、ビジネス活用術を学ぼうセミナー
https://www.kokuchpro.com/event/fed0c261004befe0d2a4b1541121358c/
(なおオフラインのこれとは別のオンラインのセミナーにも出る予定でしたがそっちのほうは注意欠陥が発動して予約忘れ…。)
以下、紹介された生成AIの簡易レポートです。(一部僕の解釈による補足があります)
Google ImageFX
https://aitestkitchen.withgoogle.com/ja/tools/image-fx
Googleの画像生成AI。一ヵ月ほど前に発表されたばかり。他の画像生成AIと違って日本の文化に強いらしい。Googleフォトのデータを使用しているようで、風景などは位置情報から正確な描写が期待できる。センシティブな出力ははじかれがち。著名人の姿を出力したりは出来ないようにしてあるっぽい?
現在は無料。後々Gemini(後述)に組み込まれそう?
MidJorney
https://midjourney.com
最初期から著名な画像生成AI。他に比べてデザイン・芸術性が高い。以前はDiscordでの使用だったが現在はウェブでも可能。パッケージデザイン等に有用。自分の写真を入力して自画像を出力することも可能。アニメイラスト特化のNijiJorneyという姉妹サイトもある。
ベーシックプランで月10$。
LumaAI Dream Machine
https://lumalabs.ai/dream-machine
動画生成AI。4秒の動画を作れる。Txt2MovieもImg2Movieも可能。
毎月30回まで無料。有料版は年契約で月8$・24$・52$・80$・400$とコースがある。24$のコースから商用利用可。月契約も割高だがあり。
Perplexity
https://perplexity.ai
検索AI。尋ねたことに対して8つ程度のソースを検索してまとめてくれる。調べものの効率化に有効。他のTXT生成AIのように嘘が混じることもあるがソースを削除することで精度を高くすることも可能。ChatGPTより精度が高いと言われる。(講師の方イチオシの雰囲気でした)最新情報も取り扱っているのでトレンドに強い。「SEOに強いブログの書き方を教えて」などノウハウをまとめさせるのが便利。競合はOpenAIのSearchGPTなど。
現在無料。無料版は調べてくるソースが少ない。月20$で精度の高い「プロ検索」を無制限に使えるなど機能向上。
NapkinAI
図形生成AI。パワーポイントなど説明資料で使うような図形・グラフを作ってくれる。基本のデザインパターンがありそれを当てはめる感じ。編集も可能。いずれGoogleにも搭載されそう。
現在無料。
SunoAI
音楽生成AI。歌詞と曲のスタイルを入力すると生成してくれる。スタイルはJPOP、KPOP、ロック、ボサノバ、メタルなど。自身の声をアップロードして近似の声で歌わせることもできる。再現度は声質による。
無料でも10曲程度作れる。有料は月10$から。
HeyGen
https://heygen.com
ナレーション動画生成AI。顔などの素材と台本を入力すると各国言語で生成してくれる。10か国語を喋らせるのも簡単。インバウンド向けの案内動画などに使える。
無料ではサイズが1分。有料版は月29$。
Gemini
https://gemini.google.com/?hl=ja
テキスト生成AI。競合AIと比較するとGoogleと連携している点が強み。Googlemapを参照できる→市内の店を調べる Gmailを参照→返信が必要なメールを調べる Googledriveを参照→ファイルを参照してレポートを書かせる 等々。入力は20GBまで対応しているので長い会議の動画の文字起こしや内容をまとめて解説したりも可能。
現在無料。月額版2900円、APIを使用する場合は無料枠と従量課金あり。
Claude
https://claude.ai
テキスト生成AI。競合と比較して日本語文章力が高く言い回しが面白い。日本語の方言なども得意。簡単なゲームを「コードを書いて実行して」とやるだけで作れる。思い通りに動かない場合は修正させることも可能。ChatGPTで出した結果のブラッシュアップや、先述したPerplexityで調べた文章系のノウハウをClaudeに張り付けて出力させるなど併用が便利。
現在無料。プロ版は月20$、速いモデルへのアクセス等が可能。
まとめと感想
まず何ができるかを知ってからスタートなので、初心者にはかなり有用で3000円の価値はある内容だった。紹介自体よりも講師の方の使いこなしが参考になった。例えば何かのノウハウを調べさせて、別のAIに「このノウハウをもとに書いて」と指示するなど、いわばAIの多重活用は意識にはあったが実例が知れたことは収穫だった。そのためにも同じタイプのAIの得意分野を知ることができたのは大きい。使い分けと多重活用を常に意識して、活用アイデアが思いつく脳に切り替えていきたいところ。他に小ネタとしては、この分野は進化が早いので課金する際は年契約より月契約をオススメとのこと。
今回はここまで。次回は入門書のハンズオンのレポートを予定。