わからないことにはレベルがあるということを理解しよう
はじめに
こんにちは!都内でエンジニアとして勤務している川北と言います。エンジニア経験としては、1年と半年が経過したところになります。今回は、現場でいい質問をするために必要なことを学んでいた過程で「Five orders of Ignorance」という記事を読んだので、こちらの説明をしていきたいと思い投稿します。よく顧客先にわからないことを質問したり、上司にわからないことを聞く際に「自分が今どういう状態であるのか?」ということを理解することはとても大切だと思います。そのため、質問する際に、自分がわかっていない状況を正しく理解するということを目的に作成しました。今回の記事に関して、イメージしやすいように具体例をもって私なりに理解したことを記載しましたのでよろしければご参考にしてください。
「わからない」にはレベルがあるということを理解する
Five Orders of Ignoranceという記事で説明がされています。
英語の記事しかなかったので、この記事の「わからない」レベルの説明をしている箇所について、Google翻訳したものを以下に貼っておきます。
無知を減らして機能するシステムを構築するために何が必要かを理解するのに役立ちます。また、ソフトウェア開発環境の成果物や、この環境で作業する際の行動の一部を説明するのにも役立ちます。私たちはコンピューター人間なので、1 ではなく 0 から数えます。これを無知の順序に適用します。
0 次無知 (0OI) - 無知の欠如。
私が何かを知っていて、ユーザーを満足させるシステムを構築するなど、具体的な形で無知の欠如を実証できる場合、私は 0OI を持っています。0OI は知識です。たとえば、長年の趣味であるため、セーリングという活動について 0OI を持っています。これは、湖とボートがあれば簡単に確認できます。
1 次無知 (1OI) - 知識不足。
何かを知らないときに、その事実をすぐに特定できる場合、私は 1OI になります。1OI は基本的な無知です。例: 私はロシア語を話せません。この欠点は、レッスンを受けたり、本を読んだり、適切なオーディオテープを聞いたり、ロシアに長期間移住したりすることで、簡単に克服できます。
2 次無知 (2OI) - 認識不足。
何かを知らないことを知らないときに、私は 2OI になります。つまり、私は何かについて無知であるだけでなく (たとえば、私は 1OI です)、この事実に気づいていません。私は、自分が十分に知らないことを知るほど十分には知りません。例: 私は 2OI の良い例を挙げることはできません (もちろん)。
3 次無知 (3OI) - プロセスの欠如。
3OI は、自分が何かを知らないことを知らないことを知るための適切な効率的な方法がわからないときに発生します。これはプロセスの欠如であり、大きな問題を引き起こします。3OI がある場合、自分が知らないことを知らないことがあることを知る方法がわかりません。したがって、自分が知らないことを知らないことを知っていることに変える、または少なくとも自分が知らないことを知っていることに変えることはできません。これは、自分が知らないことを知っていることを知っていることに変えるステップです。システム開発の場合、「適切な効率」という条件を追加する必要があります。なぜなら、常にデフォルトの 3OI プロセス (システムを構築してみる) が利用できるからです。すると、顧客は私が知らなかったことをすべて教えてくれるでしょう。
第 4 階層の無知 (4OI) - メタ無知。
5 つの階層の無知について知らないとき、私は 4OI になります。私はもうこの種の無知を持っていませんし、読者の皆さんも今は持っていません。
これらの各レベルについて、こちらの記事では、以下のようにまとめられています。 こちらの記事は質問する際の大切な考え方がたくさん詰まっていますので一度見ていただくことをお勧めします。
0OI: 全部分かっている
「答え」を持っている。あとは書き写すだけで完成する。
1OI: 分からないことが分かっている
答えを得るための「質問」を持っている。
2OI: 分からないことが分からない
「質問」を持たない状態。決定的な答えを引き出すための「質問」ができない。
3OI: 分からないことが分からない状況を何とかする術を知らない
2OI→1OI→0OIと進んでいくためのプロセスがない状態です。
4OI: 無知にレベルがあることを知らない
質問する際はこの中で自分がどのステップに居るのか理解しておくことが重要です。
今自分がどの位置にいるかを理解して質問することが大事です。
この記事を読んだことで、4OIレベルの「わからない」をクリアしたことになります。
0OI・1OI・2OIについて、
具体的なケースを見て確認していきましょう。今回は中学校1年生で習う数学の問題を例に見ていきましょう。
なお、 3OI・4OIは、この記事を読むことでクリアしていると考え省略します。
https://happylilac.net/jhs-math1_01-01-03.pdf
2OI: 分からないことが分からない状態
・「整数または小数で答えなさい。」と「数直線上に表しなさい。」の2つの問題に対して回答をすることがわかっていないなど、何を解決したいのかが分かっていない状態。
・図の「答え A B C」と書かれた部分に答えを書くことがわかっていないなど、「整数または小数で答えなさい。」ということがどういう答え方なのかがわかっていない状態。
→これらに対する回答を得ることができれば、問題を考えることができる状態。
1OI: 分からないことが分かっている状態
・整数と少数の違いがわかっていない状態。
・整数と少数の定義がわかっていない状態。
・グラフが何を表しているのかがわかっていない状態。
→これらに対する回答を得ることができれば、問題を解くことができる状態。
0OI: 全部分かっている状態
・整数は「+4」であることがわかっていること
・少数は「+5.5」「-0.5」であることがわかっていること
・グラフは右側に行くほど値が増加していることがわかっていること
・グラフの1メモリは0.5ずつ増えていることがわかっていること
・A地点は、0から3メモリ進んだところに位置していることがわかっていること
おわりに
未経験者の方を中心に参考になればなと思い作成に至りました。今後も初学者の方を中心に投稿して行きたいと思いますのでよろしくおねがいします。
ありがとうございました!