未経験から独学でエンジニアになった間の話
今回の記事
これまでの私
ーー私について
ーーなぜエンジニアになろうと思ったか
ーー退職後から転職までのリアル
ーーまとめ
学習方法について
ーー勉強方法の種類
ーーそれぞれのメリット・デメリット
ーー感想
ーーなぜ私は退職して独学を選んだのか?
ーーまとめ
はじめに
こんにちは!未経験から上場企業のソフトウェア開発のエンジニアとして転職した川北翔と申します。今回、私がフロントエンドエンジニアになるために、学習してきたものを記録として残しておきたかったので、シリーズ別に投稿しようと思いました。今回は、私の紹介と、独学についての他の学習方法との比較を通して実体験を踏まえて考察してみたのでよろしければ御覧ください(ブログっぽいかも)!
学習してきたものについて、ポートフォリオにも記してあるのでよろしければ御覧ください!
ポートフォリオは こちらから
対象となる方
このシリーズでは、未経験エンジニアの方が主な対象となります(次のシリーズは更新するまでお待ち下さい)。私の性格的には、特に、
- まだ0の状態で勉強方法を知りたい!
- スクールに通わずに、一人でもくもく学習をしていきたい!
- プログラミング言語の勉強にできるだけお金をかけたくない!
という方におすすめです。
この記事を読んでどのようなことが学べるか
こちらを見ることで、
- エンジニアになるための自分にあった学習方法を知ることができる
- できるだけお金をかけずに学習する方法が分かる
- 独学でエンジニアになるために必要な時間やコストが分かる
ようになります!また、私がエンジニアになるためにおすすめする参考記事などを要所要所で入れているのでそちらも参考にすることができます。この記事を通して、プログラミング言語初学者や未経験からエンジニアになりたい!と考えている方の参考になれば幸いです。
注意点
今回の記事はあくまで私がエンジニアになるために行ってきた学習方法の紹介になります。適正な学習方法・学習量・学習スピードは個人の環境や能力などに応じて差があります。その点はご了承ください。
業務に取り掛かるためには、これくらいは必要だなぁと私が感じたものを取り上げて作成しています。
また、私の未熟な部分による誤りがある場合がございます。その際はお手数ですがメッセーシをいただけると幸いです!
全シリーズの内容について
これまでの私(今回)
学習方法について(今回)
スキルを習得するために私が実際に行った学習(今後作成予定)
転職活動について(今後作成予定)
これまでの私
この章では、エンジニアになろうと考えたきっかけなど、私の当時の状況(退職後)について詳細に説明し、学習の背景をリアルに詳しく知ってもらおうという目的で作成しました。今後のエンジニアになるために退職して自分で勉強するために必要な時間や、学習コストなどについて記述しています。早く記事の内容を見たいという方は飛ばしてもらっても構いません。
私について
私は、2020年に大学(数学・教育専攻)を卒業後、飲食店で約2年半正社員として、ホール・キッチン・レジなどの業務や店長業務を行ってきました。その後、2022年7月に退職を行い、1ヶ月間旅行などのリフレッシュを行った後、エンジニアになるための学習を約3ヶ月間、転職活動を1ヶ月間行ってきて、現在エンジニアとして就職することに成功しました。私がエンジニアになるために行った第一歩はMacBookを買うこと
からでした。
したがって、私自身はIT業界のことを何も知らない状態で勉強を続けてきた経緯があるので、なにも分からなくても勉強すれば問題有りません!
今回のお話は、主に退職して1ヶ月後から転職するまでの話になります。
なぜエンジニアになろうと思ったか
私がエンジニアになりたいと考えた理由としては、もともと数学が好きだったので「これいけるんじゃね?」と思ったことや、パソコンカタカタしているのがなんとなくカッコいいと思ったことからです(面接でもこのように答えたと思います)。とても単純なきっかけですね笑私はフロントエンド中心の勉強からはじめました。理由としては、画面を構築するために使用するので取り掛かりやすいと思ったからです。
退職後から転職までのリアル
◯主な支出
1ヶ月間の固定費
- 国民健康保険 + 国民年金保険 30000円
- 家賃 + 光熱費 + 携帯などの契約金 50000円
- 食費 60000円(2000円×30日)
その他- MacBook Pro 180000円
- 趣味等(3ヶ月分) 60000円
- 引っ越し手続き・入院等 300000円
3ヶ月間の合計・・・約96万円 + α
貯金は雇用給付金を含めて、100万とちょっとでした。正直これだけあればエンジニアに転職するまでに十分な期間勉強できるであろう(1年間は余裕だなぁ)と思っていました。正直に言うと入院していたこともあり、転職までの分の貯金はギリギリでした(ギリギリだったので親に一時的に借りました)(^_^;)。
特に、入院の治療費や、国民健康保険などの存在を遅れて知ったため、想定外の支出があり本当にギリギリでした。食事は自炊していないので、高いです笑。家賃は40000円でしたが、今にして思えば、、実家に帰って勉強すればよかったも…支出面的にも独学以外に方法はなかったように思えます。
したがって、退職してから勉強することは、前もって計画を立てておくことや、相当な覚悟がない限りおすすめしません。また、就職活動もしなければいけないので勉強後も時間がかかる点においてもおすすめできません。
◯1日の流れ
おおよその流れは、以下の通りです。6時半〜 7時 起床
7時 〜 7時半 サンマルクカフェで勉強開始
15時 〜 18時 カフェを出て散歩したり、食事を買う
〜 21時 自由時間
21時 〜 24時 勉強
24時 〜 6時半 睡眠
カフェでの勉強時間はその日にモチベーションによってまちまちでしたが、最低8時間位はいました。(本当にお世話になりました!)私が通っていたカフェには勉強スペースがあり、集中して取り組むことができる環境があったのがありがたかったです。基本的には夜寝る前にも勉強するので一日平均で約11時間くらいは勉強していました。
したがって、エンジニアになるために私は約1000時間学習
を行ったことになります。
モチベーションを保つために大切なことは、朝起きたら「とりあえずカフェに行く」
ということを意識していました。そうすれば自然と勉強モードに入ることができるので個人的にはオススメです!布団でスマホをいじりだしたらアウツ!すぐにカフェに行こう!
その他カフェでなく、図書室なども費用がかからないのでオススメです。ただし、Wifi環境がない場合が有るので注意が必要です。
◯失敗
先程も述べましたが、実は勉強期間中に約2週間入院していた時期がありました。原因は食生活の乱れです。基本的にカフェに居るときは食事を取らなかったので、夜にたくさん食事を食べていました。その結果、急性肝炎を患い入院してしまいました。初めての入院だったのでとてもつらかったです(T_T)。 また、デスクワークのため運動習慣がないと免疫が著しく落ちます。最近久しぶりにフットサルを行ったときに痛感しました。私は過集中しすぎると食事習慣や運動習慣をサボってしまいがちでした。なので私みたいにならないように適度な運動習慣や食事には気をつけてください!!
◯転職活動
転職活動の期間は約1ヶ月で、実際の活動は10日間くらいで終わりました。そのほとんどが面接対策でした。2社目で一発合格をいただくことができました。他会社も同時に受けていましたが条件が良いと思ったので面接結果が出る前に合格通知を頂いた会社に決めました。 IT業界未経験からの転職活動や私が行った面接対策についても今後詳細のものを更新予定です。私についてのまとめ
- 退職して独学だと3ヶ月間で色々含めておおよそ100万円かかる!
- 私にとって必要な学習時間は1000時間
- 勉強方法はルーティンワークを作る
- 食事習慣に気をつけ、運動習慣をつける
学習方法について
この記事では、どのような学習方法があるかを確認しそれぞれのメリットやデメリットについて紹介を行い、皆さんの学習方法の参考になればいいと思い作成しました。ぜひ御覧ください。なお今回はエンジニアとしての勉強を行なうことが中心となっていますのでご注意ください。
勉強方法の種類
まず、どのような勉強をすればいいかに関してお話します。エンジニアになるための勉強の仕方として、
①独学で勉強する
②IT業界に転職して現場で学ぶ
③プログラミングスクールに通う
④勉強会に参加し学ぶ
⑤インターンを利用する
が挙げられます。①の中でも、「退職をして自己学習を行なうことと」
と「仕事しながら自己学習を行なうこと」
の2つがありますが今回は前者を中心としてお話を進めて行きます。
それぞれのメリット・デメリット
エンジニアになるための勉強方法①〜⑤に関してかんたんにメリット・デメリットをまとめてみました。メリット | デメリット | |
---|---|---|
① | 自分で学習をすすめることができるので時間管理が自由である 自分で問題を解決する力がつく 費用が少ない |
モチベーションを保つのが難しい 自分の学習到達度がわかりにくい |
② | お金を稼ぎながら、実務を通じて経験や知識を学ぶことができる わからないことを上司等に相談できる |
心理的負担が大きく適切なコミュニケーションや学ぼうとする姿勢がないとおいてかれる可能性がある 就職のハードルが高く理想の企業に転職することが難しい 自己学習の時間が取りづらい |
③ | 心理的負担が小さい わからないことをいつでも相談できる環境がある エンジニアになるための学習を効率よく行なうことができる |
費用が大きい 問題解決能力が付きづらい |
④ | 勉強のモチベーションを保ちやすい 教え合うことができる 交流関係ができ、様々な方向から学ぶことができる |
現場学習の場合交通費や時間がかかる ズームだと関係が築きづらい |
⑤ | 実務に近い形で学習することができる 価値観や適性などを確認できる |
学業との両立が難しい |
感想
個人的におすすめなのは、①、④、⑤だと思います。理由としてはそれぞれ自らが主体的に学ぶことができるという点で共通しているからです。
①に関しては、これから詳しく説明させていただきます。また、①の学習方法では下記のサイトも参考になるかと思います。
独学を極めて無敵になる! “ひとり勉強” の効率を上げる3つのコツ
②に関しては、何もわからない状態で転職するのでかなりの心理的負担があり、相当タフな方でないと続かないように感じますね。また、全くわからない状態での転職活動がかなり限定されるので、エンジニアの友人などの伝手がないとかなり難しのではないでしょうか。
③に関しては、誰かから教えてもらうという状況が多いため主体的に学ぶ機会が少ないのでおすすめできません。また、お金を払って学習している自分に満足してしまう気がして危険です。もちろんメリットとして、上手く活用すれば、効率よく学ぶことができると思いますが、大抵の人は「お金を払って勉強している」ということに満足してしまうと思います。私も以前、英語の勉強をしようと参考書を買ってそのまま1週間くらいは勉強していましたが、今はほったらかしになっているという経験があるのでおそらくプログラミングスクールに通っていたら同じ運命をたどっていたと思います。
④に関しては、①などと一緒に勉強スタイルとして確立することができれば効率のよい学習方法になるのでいいと思いました。(今回私が行ってきた学習方法では行っていません)現在私が使っているサイトとして、以下のサイトが有るのでよろしければ訪問してみてください。Zoomで視聴専門で参加することもできるのでコミュニケーションが苦手な方でも参加することが来ます。
CONNPASS-エンジニアをつなぐIT勉強会支援プラットフォーム
⑤に関しては、学生のタイミングで行なうことがおすすめだと思います。正直私は経験がありませんので、以下のサイトを参考に考えるといいかと思います。
インターンシップにデメリットはある?参加目的を明確にしよう!
なぜ私は退職して独学を選んだのか?
私のような方法でエンジニアにならなくても会社を勤めながら勉強したり、スクールに通う方法も有るかと思います。
それでも私が退職して自分で勉強してきたのには大きく3つの理由があります。
それは、
- 自分自身で学んだスキルが欲しかった
- 集中したかった
- できるだけお金をかけずに学ぶ方法を探した
わたしがエンジニアになるために、特に大切だと感じていることは、「自分自身でスキルを習得したり、問題を解決していく力」
です。この力がないとエンジニアとして仕事をするようになっても、成長はできないと思います。
また、私は2足のわらじを踏むほど器用ではなかったので、集中するために退職を行いました。(退職時の注意点に関してはこちらの記事の「退職後から転職までのリアル」を参考にしていただけるといいかと思います)
学習方法のまとめ
今後は私が行ってきた独学を中心にお話を行っていきますが、それぞれの学習方法を見て、それぞれの長所や短所を理解して自分に応じた勉強方法を確立することが大切です。
独学でエンジニアになることはかなりハードルが高いと実際に勉強をしてきてわかりました。具体的には、
- 何を勉強したらいいか
- 何から勉強を始めたらいいか
- どのような学習ツールを使うか
- どれくらい勉強すればいいか
- 転職活動はどうやって進めていけばいいのか
などが挙げられます。これらをすべて自分で判断して自分にあった勉強を行っていくことが必要です。そこで、次回は私が行った学習を中心にお話を行い、独学の注意点や効率のいい学習等を行なうための方法を実体験を踏まえてお話できるような記事を作成予定ですので更新までしばしお待ち下さい。