Miroの更新をタイムリーに知りたかった
オンラインコラボレーションツールの一つ「Miro」を仕事でよく使います。
みんなで同時にワイワイ触る分には良いのですが、一つのボードにみんなが非同期的に書き込んでいくときもあります。
私はどちらかというとメンバーの進捗を管理する側なので、いつ誰が更新したかがタイムリーに分かると便利だなと思いIntegromatを使ってSlackに連携してみました。
・・・それがまさかあんなことになるなんて。
できたもの
画像のように、ボードが更新されるとSlackにメッセージが届きます。
※非常に分かりづらいですが、**「”ボード名”を”更新者”が”更新時間”に更新したよ」**という形で表示されます。
仕組みととしては
①15分間隔でMiro上の更新情報を確認
②更新があればSlackにメッセージ送信
というシンプルなものです。
Integromat上でシナリオを見ると以下の通り2ステップだけです。
作り方
それでは作り方を見ていきましょう。
Miroの更新を検知する部分
Integromatで新規のシナリオを作成してMiroを選び「Continue」を選択
ボード上でMiroを選び「Watch Boards」を選択
Connectionの右側にある「Add」を選択
任意のConnection名を入力して「Continue」を選択
「Install」または「Reinstall」を選択
※認証画面が出た場合は自身のMiroアカウントで認証
Watch Boardsで「By Modified Time」を選択
※ボードの作成を検知したい場合は「By Created Time」を選択
Limitは最大何件の更新を拾うかなので自身の環境に合わせて設定してください。
これでMiro側の設定は完了です。
Slackでメッセージを送信する部分
※先にSlackでメッセージを受けるチャネルを作っておいて下さい。
Integromatのボード上でモジュールを追加して、Slackを選択
今回はメッセージの送信なので「Create a Message」を選択
Connectionの右側にある「Add」を選択
任意のConnection名を入力して「Continue」を選択
作成しておいたチャネルが存在するワークスペースに対して「許可する」を選択
※ワークスペースは右上のボックスで変更できます。
Enter a channel ID or nameで「Select from the list」を選択
作成しておいたチャネルを選択
最後に右下のOKを選択すればモジュールの設定は完了です。
左下の「Run once」を押すと一度だけシナリオが実行されるのでテストしましょう。
実行スケジュールの設定
テストが上手くいけば後は実行スケジュールの設定だけです。
Run onceの下にある時計のマークを選択
Run scenarioを「At regular interval」にしてMinutesに「15」と入力
こうすることで15分間隔で実行できます。
(間隔は自由に設定してください。)
更に詳細な設定をしたいので「Show advanced settings」を選択
Advanced schedulingの「Add Item」を選択
今回は月~金曜日までの9:00~22:00の間は監視するように設定しました。
設定が完了したら時計マークの左を選択
以下の状態になればシナリオが実行中になります。
最後に(衝撃の事実)
今回は業務でよく使うMiroを監視して更新情報をSlackへ通知しました。
Integromatの豊富なモジュール群を使えば色々な種類のドキュメントを監視できると思うので、
仕事で使う様々なツールの状況を全てSlackへ集約することもできそうですね。
・・・と、思っていたのですが、どうやらMiroとSlackは元々連携できる仕様みたいです。
最初に公式で連携できるかを調べていれば良かったんですが、先に手が動いてしまった形です。
今回作ったものはMiroを別の何かに置き換えて使うとしましょうか。(泣)