足回りの制作
足回り(クローラー部分と、足関節部分)の制作
開発環境
3Dモデルは、Fusion360を使用して(個人非営利無償で利用できます)光造形方式の3Dプリンタと熱溶解積層方式の3Dプリンタを使っています。
3Dモデルの作成
全体のデザインはこんな感じです。
今回は、この足回り部分の設計とかを書いていきます。
※ あまり需要ないかもですが、「こんな感じで作ってるんだなぁ」と思ってもらえれば幸いです。
クローラー
ギアは、タミヤの工作ギアセット(36T/12T)を使っています。
また、モーターもタミヤのトルクチューン2モーターを使用しています。
※上のギア比だとかなりトルクは出るのですが、速度が出ないため再設計が必要・・・(隠れて見えてないですが、クラウンギア1枚、2段ギア4枚、ファイナルギア1枚使ってます)
モーターをクローラー内部に組み込むことで、ロボットの足として稼働もできるように設計してみました。
ホイールの方はタミヤのものだと小さかったり大きかったりしたので、ドライブスプロケット(写真左)とアイドラーホイール(写真右)、ロードホイール(写真下の3つ)については、3Dプリンタで出力しています。
これらはタミヤの連結式クローラー&スプロケットセットを参考にして、制作してます。
※クローラーベルトは、タミヤの上記商品のものを使用
足関節
写真の上の方にあるのは、モータードライバモジュール TB67H450 です。
サーボモータは、近藤科学のKRS-2572R2HV ICSとKRS-2552RHV ICS(パーツ取り品)を使用しています。
そのまま使用した場合、トルクが足りなかったので、ギアを足してトルクを上げています(270度までの可動域は不要だったので支障なし)
股関節
股関節も近藤科学のKRS-2552RHV ICS(パーツ取り品)を使用しています。
これらの3Dプリントですが、自分の持っている熱溶解積層方式の3Dプリンタではあまりきれいに出力できなかったので、光造形方式の方で出力しています。
ただ、光造形方式の方はレジンを使用するため、強度的には熱溶解積層方式より弱く(タッピングビスで割れたりする)、うまく出力するのが難しかったです。
自分的には、上記 Kexcelled 3Dプリンター Washable レジンが使いやすかったです。
組み立て
基本的には、3Dモデルデータを作って、3Dプリンタで出力して、既存部品(ギア、モーター、サーボなど)を組み込んで、合わなかったりずれたりしたら再度データ作り直して、というのを繰り返します。1発で出来ることってなかなかないですね(汗
はまったこと
電子工作は初心者レベルなので、モータードライバの接続でかなり悩みました。
というのも、繋いで電源つけてもモーターが動かないんですよ。
なんでだろーなんでだろー、と考えてわかったこと。
コンデンサはモータードライバからなるべく近いところにつけましょう。
きっと当たり前なんだと思いますが、ロボットの本体側にコンデンサつけて、10cmくらいケーブル伸ばして(足回りにケーブル這わせて)モータードライバに接続、モータードライバからモーターはさらに10cmくらいケーブル伸ばしてました。
で、モータードライバから直にコンデンサつけたらあっさり動いたという。。。
この辺の知識、もっと勉強しなきゃなぁ
というわけで、ハードウェア編書いてみたんですが、あまり有益な情報ない気が(汗
ま、まぁこんな感じで作ってますーということで一つご理解くださいませ。
次は、実際にモータードライバの制御あたりを書いていく予定です。
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