Amazon Elastic File System とは
- AWS上で利用可能な共有ファイルストレージ
- 東京リージョン(ap-northeast-1)では、2018年07月リリース予定
今回やること
- EFSの作成
- EFSのマウント
- EFSのアンマウント
前提条件
- 東京リージョンリリース前のため、バージニア北部(us-east-1)リージョンを使用。
- EFSを作成するVPCは作成済み。
- EFSをマウントするEC2は作成済み。
手順
EFSの作成
EFSの接続設定(Step 1: Configure file system access)
- 作成先のVPCを選択します。
- 作成するマウントターゲットを選択します。
- IPアドレス、セキュリティグループの指定が可能ですが、今回はデフォルトで作成します。
オプション設定(Step 2: Configure optional settings)
- Nameタグを設定します。
- パフォーマンスモード(General Purpose、Maz I/O)を選択します。
※パフォーマンスモードの詳細についてはAWSドキュメントを参照してください。 - データを暗号化する場合は[Enable encryption of data at rest]をチェックし、暗号化設定をします。
設定確認(Step 3: Review and create)
- 設定内容を確認し、[Create File System]をクリックして作成を実行します。
- 次画面で[Mount targets]の[Life cycle state]が "Available" になったら使用可能です。
EFSのマウント
EFSのセキュリティグループ設定
EFSに設定するセキュリティグループは、マウントするEC2からの2049番ポートを開放する必要があります。
EC2でマウント
基本的にはマネジメントコンソール内の[Amazon EC2 mount instructions]に従って進めることで簡単にマウントができます。
- amazon-efs-utilsをインストール
sudo yum install -y amazon-efs-utils
※ある程度新しいAmazon Linuxであれば最初からインストールされているようです。
- マウントポイントを作成
※今回は/mnt/efsをマウントポイントとします。
sudo mkdir -p /mnt/efs
- マウントポイントにEFSをマウント
sudo mount -t efs -o tls [File System ID]:/ [マウントポイント]
※[File System ID]は、マネジメントコンソールから確認してください。
ここでエラーになる場合は、セキュリティグループの設定が漏れている可能性があります。
- dfコマンドでマウント確認
df -h
Sizeが異常に大きい(8.0E=8エクサバイト!)ディスクがマウントされていれば、マウント成功です。
常時マウント設定
これだけだとEC2を再起動した時にマウントされないので、自動でマウントされるように設定します。
- マウント設定ファイル(/etc/fstab)に追記する
[アベイラビリティゾーン].[EFSのDNS Name]:/ [マウントポイント] nfs4 defaults 0 0
※[EFSのDNS Name]は、マネジメントコンソールから確認してください。
- マウント
sudo mount -a
- dfコマンドでマウント確認
df -h
EFSのアンマウント
- 以下のコマンドを実行します。
sudo umount -l [マウントポイント]