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きみのプレゼンを、効果的に爆上げさせる魔法のアイテムを紹介する

Last updated at Posted at 2017-12-22

これはプレゼン研究会Advent Calendar 2017かしゆかの誕生日編です。かしゆかとは関係ありません。

しばらく文章を書かないでいたら、ものの書き方をすっかり忘れてしまって、とりあえずリハビリの心、しょっさんです。しばらくとは言っても、2週間程度なので、継続しないとあっという間にスキルレベルはだだ下がりなんだな、ということを感じています。

プレゼンの重要な心構えはただ一つ「大きな声を出す」

プレゼンで重要なことは、スライドに頼らない強い心です。そのために必要なことは「大きな声を出す」ことです。なにも、叫べとか、ただただでかい声を出せということではありません。オペラ歌手や舞台俳優の気持ちになって、「声を張る」ということです。だみ声で大声出されたら、耳をふさぎますからね。

この「大きな声を出す」ソリューションですが、利益しか生み出しません。多くのプレゼンで必要なスキルを、大きな声を出すことによって、解消してしまうことのできる魔法のアイテムです。主に改善できるスキルは、次の3つです。すぐに活用してください。

  1. ゆっくり話ができる
  2. ジェスチャーが大きくなる
  3. 心にゆとりができる

1. ゆっくり話ができる

大きな声を出すと、必然的に話がゆっくりになります。試してみていただければわかりますが、大きな声を出しつつ早口言葉を行うと、通常の声量の際と比較して、遅くなります。路上などで突然やらないでくださいね、警察とか呼ばれてしまいます。カラオケが安心ですが、安普請ではないおうちであれば、安心して実践できます。

この時の注意事項としては、上述のとおり「オペラ歌手」「舞台俳優」の気分になることです。彼らは、とても大きな声量で歌い、話しますが、それらは叫び声ではありません。よく通る、いわゆる「腹から声を出した」状態でしょう。この状況が必要不可欠です。

すると、あらまぁ不思議。オーディエンスに聞きやすい、ゆったりとした話口調になります。それでいて、大きな声量ですから、あまり広くない部屋であれば、マイクも不要です。エコです。「マイクあれば、声を張る必要もないんでは...?」は愚問です。小さい声をマイクで拾っても、何を話してるのかよくわかりません。ぼそぼそとした声が、マイクを通して大きくなっているだけで、結局、何を話しているのかさっぱりなわけです。まずは、声を張りましょう。

2. ジェスチャーが大きくなる

「舞台俳優の気持ちで」声を張ることによって、ゆっくりとした口調で話ができることは先述のとおりです。そして、ゆっくりと話すことによって、必然的に小さいろくろ回しが、大きなろくろ回しに変わります。

ジェスチャーなんて、どうでもいいじゃねぇかと思う人。たわけ。プレゼンはスライドを見てもらう発表会ではありません。「あなたをみてもらう」場です。観客の心をひきつけて、視線を集める先は、プレゼンではなく、「あなた」です。そのために、安易にコスプレや奇抜なファッションで惹きつけるのは愚でしかありません。あなたの「熱意」を聞いてもらう人たち全てに伝わることが、重要なのです。

そのためには、時として必要なジェスチャーを、大きな身振り手振りで注目を引きましょう。気分は「藤原竜也」です。あれくらいやっても、観客からは大げさに見えることはありません。どうせ素人が、俳優の気持ちで大きなジェスチャーを行ったところで、ようやく普通のジェスチャーです。

これを、大きな声を出すことによって、一緒に生み出すことができてしまうところが、この方式の素晴らしい点です。大きな声をゆっくりと出したことによって、身振り手振りも大きく、そしてゆっくりになります。効果的なジェスチャーと組み合わせれば、オーディエンスはあなたに釘付けです。ほんとに重要な事です。

ゆっくりとした話口調で、大きなジェスチャー。これで、あなたのプレゼンスはめまぐるしく向上しますし、その熱意もオーディエンスへ、まちがいなく伝わります。あなたが伝えたいことを、感情を持って相手に伝えるには、「大きな声を出す」ことが第一条件なのです。

3. 心にゆとりができる

オーディエンス向けだけではなく、本人の心にとっても良い効果があります。

ゆとりができます。

大きな声を出すことによって、ある程度のプレゼンの課題が解消されますから、「ゆっくり話さなきゃ」「どこで間を取ろう」「どこをポイントだと強調すればよいだろう」「みんなそもそも話を聞いてるだろうか」などの心配事がなくなります。なぜなら「大きな声を出すことに注力している」ので、余計なことを気にしなくて済みます。舞台俳優になることを徹するレベルで入り込んでいれば、予め想定していたとおりの演技をするまでです。もし、事前に想定できていないのだとしたら、それは準備不足です。声を出す以前の問題です。事前準備はなっとくの行くまでやりましょう。アドリブで、その場でいきなりできる力量は、まだ君たちにはありません。とにかく準備です。

準備ができているから、心にゆとりができるのでは、と思うかもしれません。ですが、直前もそうですし、話している最中も、オーディエンスがどのような状況で聞いてくれているかは、とても気になります。これを気にしだすと、もう何も手がつかなくなって、準備万端でも頭が真っ白になる状況が発生します。

そこで、「声を出そう」「声を出してやるぞ」と意気込んでいれば、自分の声をどう発しているかに注意を傾けられます。そうすると、心にゆとりが生まれてきます。プレゼンでもっとも危険なことは、登壇して焦ってしまい、真っ白になった状態です。多少忘れてしまっても、真っ白にならず、心にゆとりがあればなんとかなります。

自信のないボソボソ声は百害あって一利なし

エンジニアのプレゼンにありがちなのは、内容がせっかく良いのに、声が小さくて何を言っているかわからない、自信を感じない、熱意を感じない、挙げ句の果て「どうでもいい内容かな」と思われてしまうことです。

「マイクがあるから聞こえている」という錯覚が一番の問題で、マイクを通して聞こえているのは「あなたの自信のない小さい声」です。大きな声で、ハウリングを起こすくらいが最良です。そのときは、もちろんマイクの音量を下げてくださいね。あなたが発表して伝えたいことを、自信を持って、熱意を伝えてください。必要なことは「大きな声を出す」ことです。これから始めれば、まちがいありません。

この魔法のアイテムによって、エンジニアのプレゼンスが上がることを期待しています。

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