この記事は開発生産性 Advent Calendar 2022の23日目、ゆかちゃんの誕生日コーナーです。
ああ、今年も来てしまったこの誕生日。誕生日を素直に祝えばいいものの、こうやってたくさんのAdvent Calendarを各羽目になって、自分で自分の首を絞める、そんな自分が悪い日がやってきました。
さて、開発生産性についてです。
以前、Qiitaさんにスポンサードして公演した内容を紹介します。手抜きではありません。これが「生産性」です(違う)。
イベントレポートはこちらです。こちらのセッション②がわたしの担当セッションです。Salesforce Platformを活用することによる、開発生産性の向上(ここではエンジニア駆動のDXとしめされています)について語っています。
「Qiita Meetup エンジニア駆動で進めるDXとは?」イベントレポート
時代背景的に「Work from Anywhere」的なところに落ち着いていますが、Salesforce Platformによる開発生産性として伝えたいポイントは、次の3点です。
- ローコード・ノーコードによる迅速性
- プロトタイピングの容易さ
- ツールと言語の多様性
ローコード・ノーコードによる迅速性
流行りに任せていっているわけじゃないんです。プログラムを書いて、実行結果を得るまでは面倒です。素人なら特にそうです。
開発用のランタイムやコンパイラ、インタプリタの準備や、環境の準備などを行う事前作業だけで無理です。
ローコードプラットフォームの良さは、全てが準備されていて、画面でポチポチできるということ。直ぐに結果も見られるということ。この速さが魅力です。
プロトタイピングの容易さ
すぐに実現できることで、プロトタイプの準備も容易です。
データを保管するためのオブジェクト(いわゆるデータベースのテーブルのようなもの)を準備すると、それを表示するための画面とAPIが自動的に提供されます。あとは配置をどうにかするだけで、画面イメージどころか動作まで試せてしまいます。迅速かつ容易に準備ができるということが、こういったローコードプラットフォームの価値です。
ツールと言語の多様性
イベントレポートにもあるように、アプリケーション開発ライフサイクルを網羅するように、必要なツールを提供しています。また、フローなどのローコードツールだけではなく、Apexと呼ばれるJavaによく似たプログラミング言語での開発も可能です。
最近、DevOps CenterもGAされまして、ノーコード・ローコードとしての開発と、ソースコード開発とを両方セットで取り込んで変更・リリース管理できるツールも提供されました。
Salesforceの「DevOps Center」が正式版に、カスタムアプリケーションの変更やリリース管理の負担を軽減
このように、AdminもDeveloperも様々な開発スタイルで、開発・リリースが行えるようになっています。
開発生産性を上げるということは、様々な方法や方式がありますが、こういったすでに準備されたプラットフォームを利用して、開発するものを削減していくというやり方は、今後は進んでいくことと考えています。とはいえ、今までのようなプログラミング開発が廃れてなくなるわけでもなく、どうやって両方のメリットを享受しながら開発生産性を高めていくのかが、ビジネスの世界では必要になっていくことでしょう。
ということで、少しでもSalesforce Platformの価値が伝われば良いかなと考えています。