QAエンジニアへのキャリアチェンジ:医療機器メーカーからITの世界へ
Who Am I ?
エンジニアはインプットも大事だけど、それ以上にアウトプットが大事だよ!
こんなことを先輩エンジニアの皆さんから言われ続け、まったく実践できていなかったので手を挙げさせていただきました。
QAエンジニアの大塚と申します。
技術的なことに関しては、まだまだ書けないので「現場に出て感じたこと」など未経験から転職してからエンジニアとしてキャリアチェンジしてみて感じたこと、これまでの経験などについて書きたいと思います。
エントリー生や入社を考えている方、エンジニアを目指したいと頭の片隅に考えている方の何かしらの参考になれば幸いです。
【前職って何してた?】
- 新卒〜2023年3月:医療機器メーカーで修理保守担当
- 2023年4月〜:RPに転職し、QAエンジニアにキャリアチェンジ
- 2024年8月〜:生成AI関連の開発部門に配属
配属されて数ヶ月、あっという間に過ぎ去って年末が近づいている状況です。今年は本当にいろいろな変化のあった1年間でした。
実はちょうど厄年で、「厄年だからねぇ〜しょうがないよな、、、」と自分に言い聞かせて乗り切った1年間でした。
そもそもキャリアチェンジに関して
医療業界からIT業界へのキャリアチェンジを決断した理由として、医療業界は厳格な上下関係や長時間労働、「医者は神様」といった風潮が業界柄どうしても残ってしまっている状況でした。対照的に、IT業界は常に進化し、フラットな組織構造や柔軟な働き方にとても魅力的に感じていました。
特にIT業界の魅力は、その将来性にあります。AIやIoTなどの先端技術が日々進化し、社会のあらゆる分野でITの重要性が増しています。また、実力主義の文化があり、年齢や性別に関係なく、スキルと努力次第でキャリアアップの機会が豊富にあります。
さらに、IT業界は社会課題の解決に直接貢献できる点も魅力的でした。医療業界での経験を活かしつつ、より広範囲な社会貢献ができる可能性に心惹かれました。これらの要因を総合的に考慮し、自己成長と社会貢献の両立を目指してIT業界、特に前職で感じた品質の重要性をQAエンジニアとして活かしたいと思いキャリアチェンジを決意しました。
QAエンジニアの研修
研修では、JSTQBの資格レベルの内容を中心に学びました。具体的には、ソフトウェアテストの基本概念、テストプロセス、テスト技法(同値分割法、境界値分析など)、テスト管理、ツールによるテスト支援などを学習しました。また、実践的なテストケース作成の書き方なども訓練しました。
3ヶ月間の研修とその後
学生の頃から前職まで医療業界にいた自分としては、PC操作はOffice関連操作と医療機器のバージョン変更ぐらいで「Java?GitHub??」という状態からのスタートでした。
短い研修期間でPC操作からJavaの基礎、Git操作、テスト設計まで幅広く網羅的に学ぶことができました。ただついて行くのに必死な日々でしたが、幸い自分の同期は人数も多く協力しながら行うことができました。
その後も自分の興味あるツールや分野を探求し、初現場先もGit操作は当たり前、スクラムでバシバシやっているので研修で学んだことが非常に活かせていると日々感じています。
初現場での数ヶ月間
現場の人たちと顔合わせ
自分の現場がフルリモートのため、初日に歓迎会を開かれた初日だけしか顔合わせる機会がなく、チームメンバー全員の顔と名前を一致させるのに苦戦しました。
アサイン2ヶ月目の受け入れ
現場の数ヶ月ごとの大規模バージョンアップを経験して、自分の未熟さを痛感しました。まだサービスの仕様を把握し切れていない状況下での受け入れにとても苦戦しました。新機能の受け入れからテストケースに落とし込む作業で、実際にどんな挙動の変化が起きて内部でどのような動きになっているのかイメージが付かず作業遅延してしまっていました。特に、インフラやバックエンドの知識が自分の中で不足していたため、API、バッチ処理、インフラ関連の追加機能の把握に苦戦しました。
フルリモートの苦戦
フルリモート環境での仕事は、多くの利点がある一方で、独自の課題も存在します。
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タスク管理と時間管理:オフィスでの勤務と異なり、仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちです。この課題に対しては、ポモドーロテクニックを活用したり、明確な就業時間を設定したりすることで対処しました。
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コミュニケーション:対面でのやり取りがないため、ニュアンスの伝達や即時のフィードバックが難しく感じられました。この問題を解決するために、定期的なビデオ会議やチャットツールの積極的な活用、細かな進捗報告などを心がけました。
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モチベーションの維持:家庭環境での作業は、時に集中力の低下や孤独感をもたらすことがあります。これに対しては、自己管理能力を高めると同時に、オンラインでの週一開催のバーチャルコーヒーブレイクなどを通じて、チームとのつながりを維持する努力をしました。
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スキルアップの機会:オフィスでの偶発的な学びの機会が減少するため、オンライン勉強会への参加や、社内のナレッジ共有システムの積極的な活用など、自発的な学習の機会を作り出すよう心がけました。
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健康管理:長時間のデスクワークによる身体的な問題を防ぐため、定期的な運動や適切な休憩時間の確保などに取り組みました。エンジニアになってボルダリングを始めて絶賛どハマり中です(笑)
これらの課題に直面しながらも、フルリモートワークの利点を最大限に活かすべく、日々試行錯誤を重ねています。この経験は、自己管理能力とコミュニケーション能力の向上につながり、結果としてより効率的で充実した仕事環境の構築に役立っています。
キャリアチェンジして感じたこと
エンジニアとしての日々は、「問題解決の連続」です。バグの原因を特定したり、効率的なテスト方法を考案したりする過程は、まるでパズルを解くような面白さがあります。
同時に、技術の進化に追いつくプレッシャーも感じますが、それも含めてこの仕事の魅力だと感じています。
最後に
エンジニアとしての1年を振り返ると、挑戦と成長の連続でした。時に困難に直面しましたが、それらを乗り越えるたびに自信がついていきました。技術の世界は常に変化し続けていますが、その中で自分自身も進化し続けられることに喜びを感じています。
初めての記事投稿で最後の締め方がわからないですが、最後までお読みいただきありがとうございました。
技術的なこと、専門用語もない、今年一年で感じたことをツラツラ書いただけになってしまいましたが、また来年からエンジニアとして更に飛躍できるよう日々の努力を積み重ねていければと思っています。
次は技術的な投稿もできるようにしていければと思っています。
ありがとうございました!