ジーズアカデミー Advent Calendar 2015 2日目の記事です。
ジーズアカデミーに入学してから、卒業制作を作り始めるまでに個人的にもっと意識しておいたほうがよかったなということを書きます。
転職希望の人にはあまり当てはまらないかもしれません。
作りたいプロダクトではなく解決したい課題を意識する
ジーズアカデミーには(今のところ)2通りの入試があります。
- IQ型
- アイデア型
アイデア型は自分の作りたいプロダクトをプレゼンしてそれで合否が決まるため、アイデア型で入学した人は最初から作りたいプロダクトが明確にあります。
私はIQ型で入りましたが、うっすらぼんやりと作りたいものはいくつかありました。入試のプロフィールだったかにそういうものを書く欄があったような気がするので、全員捻り出せば何か出てくる程度には作りたいものはあると思います。
断言してもいいですが、それは99%以上の人が実現できません。
足りない言葉を補足しておくと、「作りたいプロダクト」を「卒業制作までの期間内」に「そのままの形」で完成させることはできないということです。
でも、私はそれでいいと思います。
特にアイデア型で入学した人は、入試でプレゼンしたものをそのまま作らなければいけないんだろうかと悩むこともあるようですが、言ったことを翻す面の皮の厚さも必要です(笑)
ちゃんと理由があれば、政治家と違ってそれが致命的になることもない(はず)です。
卒業制作なんて、その後やりたいことの通過点・区切りでしかないのですから、必要以上にそこに縛られないほうがいいです。
ただし、自分の作るプロダクトで解決したい課題は早いうちに明確にしてブレないようにしておいたほうがいいと思います。
そうでないと卒業制作期間に入ってから右往左往することになります。私のように……
自分で限界を決めない
ジーズアカデミーでは、毎回授業の後に課題が出ます。
この課題は早い人なら授業後のチュータリングタイムに終わってしまうくらいのものです。
ただし、この課題は最低限でその先は青天井、自由です。
全員がただ同じ課題をやっているだけなら差はあまりつきませんが、青天井なのでここでどれだけ挑戦するかで最終的に大きな差がつきます。
「これくらいなら調べてやればできるかな」というレベルではなく、「これやりたいけどできるのかわからない/どうやればいいのか見当もつかない」くらいのレベルに挑戦したほうがいいです。
作りたいプロダクトのある人は、それをどう作ったらいいのかわからないからジーズアカデミーに来るのだと思います。
課題でそういったプチプロダクトに挑戦していくことは、最終的に卒業制作を完成させたり、その後にもっと大きなプロダクトを作る際に活きるはずです。挑戦しないといつまでたっても作れるものを作るだけで、作りたいものを作れるようにはならない気がします。
何を作りたいかから、どういう順番で作っていき、その過程で何を学べばいいか明確に下ろしていける人は来る場所を間違えているので、お金を払う前に別の方法を検討しましょう(笑)
また、最低限の課題をやってしまった後は自由なので、授業で習ったことを使わなくてもいいと思います。
自分の作りたいプロダクトにいらないと思ったら、自分のプロダクトを作り始めてそれを発表してしまえばいいです。
知識ではなく技術を身につける
ジーズアカデミーには優秀な講師や(私以外は)優しいチューターが揃っているので、わからないことや自分では解決できなエラーは聞けば教えてもらえます。
長い時間一人で悶々としてるのは時間の無駄なので、周りの受講生やチューター・講師に聞いていいと思います。ただ、そのときに意識して見たいのは出てきた答えではなく、
- 自分がやりたかったことはどのようにググれば答えが見つかったのか
- エラーメッセージのどこに着目するのか
- エラーが出ていなくても意図したのと挙動が異なる場合、どのようにプログラムが動作中の状態を把握するのか
といったところです。
聞いて出てきた答えは知識でしかなく、違う問題に直面したときには役に立ちません。また聞かないと自分では解決できないままです。
でも、問題への対処の仕方を身につけておけば、それは技術(の習得方法?)となって応用がききます。
(いい意味で)エスカレートする
ジーズアカデミーの課題は青天井です。スタート地点も人それぞれ異なります。
全く0からのスタートの人は進んでいる人を目標に、進んでいる人は後から追いかけてくる人に追いつかれないように、切磋琢磨して周りが引くくらいエスカレートしていけば色んな意味でセカイは変わってるんじゃないかと思います。
最後に
色々と偉そうなこと書きましたが、卒業制作迷走中です……