LoginSignup
23
16

More than 5 years have passed since last update.

Raspberry Piがうちの家に馴染むまで(購入~定常運用まで)

Last updated at Posted at 2018-02-11
1 / 24

本日の内容

  • Raspberry Piのセットアップ~定常運用(馴染むまで)にやったことをご紹介します。
  • 既出の情報がほとんどだと思いますが、、
  • これから導入する人向けに 馴染むまでに何をやったか を一連の流れでまとめてみます。
  • 具体的には
    • SDカードに優しい運用とは
    • CPUに優しい運用とは
    • 人に優しい運用とは
  • すでに運用中の方には、退屈な内容 になると思います。

RaspberryPiとは

  • ARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータ
  • CPUがぶん回っていなければ、消費電力1W程度(月の電気代で20円) 68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f3138333832362f63646531373261382d366536382d383662392d626261342d3531346361643530306665322e706e67.png

まずは、買い物とOSインストール

  • Amazonで買えます。
  • 売れ筋「Raspberry Pi 3 Model B」なら、USB電源は、5V / 3A電源を買いましょう。
  • OSはNOOBS(インストールツール)で簡単に入ります。
  • SDカードは、意外と相性問題があるので下記で確認して、買いましょう。

image.png


(インストールが終わったら、、)ハードに優しい運用を考えましょう

  • 具体的には、
    1. SDカードに優しい運用 (IO対策)
    2. CPUに優しい運用 (発熱対策)
    3. 人間に優しい運用 (状態の可視化)

SDカードに優しい運用

  • RaspberryPiはHDDの代わりに使うSDカードは、
  • IO上限回数(千回~10万回くらい)が決まっているので、 書き込みがカード全体に分散するとは言え、、
    • 16GB SDカード → 16GB × 仮に1000回だと、 = 16TB でアウト

よって、SDカードに優しい運用のためには、、、

  1. ログをなるべく出さない。 (★)
  2. Swapを無効にする
  3. /var/logとか /tmp を tmpfs(メモリ上)でマウント(★)
  4. そもそも、SD大きめのSDカードを買う(分散するので)
  5. (その上で)いざというときのため、SD Card Copierでバックアップ
  • ★はちょっと説明します。

ログをなるべく出さない

  • インターネットに露出しないサーバであれば、、、
    • 程度はあるものの、OSのログ/ミドルウェアのアクセスログ等、利用しないログは抑止。
    • ログが出なければ、IOは減るので、SDカードへの負荷も減る。
  • ただ、雑に消しすぎると、、

ミドルが起動しなくなる。nginxは、/dev/nullのログ設定では起動しなかった。。。


/var/logとか /tmp を tmpfs(メモリ上)でマウント

  • ログを抑止せずとも、出力先をSDカードではなく、tmpfs(メモリファイルシステム)とすればSDに負荷はかからない。
  • ただ、、

ログdirは再起動で消える。必要なdir等はOS起動時にスクリプトで作成。


pip等がコンパイルで/tmpし、tmpfsでは領域不足も。必要なものを全部入れてから設定


SDカードに優しい運用のためのワンライナー

  • 直近12時間に更新のあったファイル一覧
$ find / -mmin -720 -print 2> /dev/null
| egrep –v "/(proc|dev|run|sys|var/log|var/tmp|var/lib/monitorix/www/imgs/)“
| sort
  • ファイルシステムの総書き込みバイト数(ext4なので記録されている)
$ sudo dumpe2fs /dev/mmcblk0p7|grep Life
dumpe2fs 1.42.12 (29-Aug-2014)
Lifetime writes: 14 GB

CPU温度に優しい運用

  • ファンレスなので結構熱くなります。
  • GPIOにPC用CPUファンを改造してつける人も居ますが、、、
  • USB扇風機で冷却しています。 キャプチャ.PNG

こんな感じ

67F1B776-F956-4BA3-ABDE-AA39E040641A.jpeg


理由としては、USBファンの方が

  1. 接続が簡単
  2. 細いケーブルがごちゃごちゃしない
  3. ファンの取り付け位置を気にする必要がない
  4. 羽が大きいので、冷却効率が高い
  5. 4に関連し、回転数が低いので高周波が出にくい
  6. でいて、消費電力もそんなに大きくない。

CPU温度に優しい運用(のためのワンライナー)

  • CPU温度取得
$ vcgencmd measure_temp
temp=49.4'C
  • USBファンの電源ON (=USBポートに電源供給) このサイト を参考にコマンドをインストールしました。
$ hub-ctrl -b 1 -d 2 -P 2 -p 1
  • USBファンの電源OFF (=USBポートに電源カット)
$ hub-ctrl -b 1 -d 2 -P 2 -p 0

人に優しい運用(のためのツール)

楽に(CPU、IO、温度を)監視したい

  • Grafana使って、かっけぇダッシュボードを作ろうと思ったが。。
  • 設定が面倒そう。。

で、Monitorixが超便利!!(3行実行 + vi1回)

$ sudo apt-get install rrdtool perl libwww-perl libmailtools-perl libmime-lite-perl librrds-perl libdbi-perl
libxml-simple-perl libhttp-server-simple-perl libconfig-general-perl libio-socket-ssl-perl
$ sudo dpkg -i monitorix*.deb
$ sudo apt-get -f install

$ vi /etc/monitorix/monitorix.conf
raspberrypi = y ← Yにするだけ!!

こんな感じに監視できます


image.png


まとめ

  • Amazonで簡単に買えます。ACアダプタ、SDカードは気を付ける。
  • SDカードに優しい運用(IOを抑える)
  • CPUに優しい運用(USB扇風機のON・OFF運用がおすすめ)
  • 人に優しい運用(Monitorixが簡単)

最後に

  • 非常に薄い内容になりましたが、どなたかの役に立てば幸いです。

Enjoy Raspberry PI !!


image.png


23
16
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
23
16