はじめに
このエントリは、Kubernetes 1.17 の CHANGELOG から Kubernetes 1.17 の各変更点についてまとめたページをまとめています。
1.17 の主な変更点
ここでは What’s New から概要を抜粋してまとめます。詳細は各 SIG の変更ページを確認ください。
Cloud Provider Labels が General Availability になりました
v1.2 にベータとして追加され、Cloud Provider Labels が GA になりました。
Volume Snapshot 機能がベータになりました
v1.17 から Volume Snapshot 機能がベータになりました。この機能は v1.12 にアルファとして追加され、v1.13 で破壊的な変更が加えられたアルファ版として再度リリースされました。
CSI Migration がベータになりました
Kubernetes の in-tree ストレージプラグインから Container Storage Interface (CSI)
へのマイグレーションが v1.17 でベータになりました。 CSI Migration は v1.14 でアルファ版として追加されていました。
既知の問題点と重大なアップグレードに関する通達
Kubernetes 1.17の変更点: Known Issues と Urgent Upgrade Notes
廃止予定となった機能や削除された機能
Kubernetes 1.17の変更点: 廃止予定と削除されたもの(Deprecations and Removals)
API の変更点
- CustomResourceDefinitionsは、ドキュメント化された
x-kubernetes-list-type
およびx-kubernetes-map-type
アトミックのAPIセマンティクスを検証して、非アトミックサブタイプを拒否するようになりました(#84722, @sttts) - kube-apiserver:
--admission-control-config-file
で受け入れられる AdmissionConfiguration タイプはスキーマ変更なしでapiserver.config.k8s.io/v1
に昇格されました。(#85098, @liggitt) - EndpointSlice のポート名検証を修正して、Endpoints のポート名検証に一致するようにしました (15文字より長いポート名を許可します) (#84481, @robscott)
- CustomResourceDefinitions に、CRD API拡張機能として
x-kubernetes-map-type
アノテーションを導入されました。 ServerSideApply でもこの特定の検証を有効になりました。(#84113, @enxebre)