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デザインの進めかた - まずは前提条件を決めよう編

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はじめに

こんにちは!しずかおすと申します。
HAL東京のWeb開発学科を(なんとか15万円払わずに)卒業し、なんやかんやあり渋谷のどっかで働く社会人1年目の人間です。
職種はデザイナーです。よろしくお願いします。

これはHAL Advent Calendar 2018の17日目の投稿です。
今回は、デザインを決める際のプロセスで最も大事と言っても過言ではない、前提条件を決めることについて書きます。

概要

何かを作るときに、「あれもこれも詰め込みすぎて、結局予定通りに進まなかった…」とか、「この機能をつけた方が便利になりそうだけど…いやつけなくてもいいかも?どっちだろう?」といった気持ちになったことはありませんか?私はあります。
なぜそのようなことが起きるのか。それは前提条件をきちんと決められていないことにあるかもしれません。仕事の話を交えつつ、こうすると進めやすいかも、ということを書きたいと思います。

前提条件は何のために決めるのか

限られた時間の中でより良いものを作るために決めるのです!
これを決めることは何かを完成させるためには必須だと思っています。個人の制作ならどれだけ時間をかけても良いと思いますが、課題や仕事となると必ず納期がやってきます。時間はいくら頑張っても増えないし、納期はいくら頑張っても延びません。(例外はあると思いますが)

決めること

  • やること
  • やらないこと
  • なにをもって完成とするのか
  • 意思決定するのは誰か

だいたいこれを決めておけばうまく進むと思います。
「ターゲット」と「目的や課題に対して今どんな状況なのか」と「かけられるコスト」を考え、やる・やらないを最初から定義すれば、制作で達成しなければならないものが明確になります。

例えば

人材紹介を例に挙げると、
ターゲット:20代前半・第二新卒
目的:主力となる事業を増やしたい・第二新卒や若い人が自由にキャリアを選べる世界を実現したい
今の状況:市場は大きいけど競合はあまりうまくいっていない, 参入できそう, 今の企業に満足していない20代前半の人はおよそ6割…など
コスト:エンジニア2人(1日4時間くらいかけられそう), デザイナー1人(定時内がっつり入れそう), マーケ…のように、誰がどれくらい時間をかけられるのかを出す

この後ユーザーヒアリングなどで本当のニーズを見つけ出し(今の状況として考えていることが正しいのか確認し)、ブレストをしてアイデアを発散させます。そして、目的やコストを考えインパクトが大きそうかつ実現可能なものを選び、「やること」とします。

これらを定義しておけば議論の中でたくさんアイデアが出てきても、今すべきなのか・リリース後の実装の方が適しているのか・実装しないのかを判断するのが容易になりますね。

制作における目的を明確にしたら、「目的を達成するためにはどんな設計が必要なのか」を決めましょう。この時点で意思決定者が決まっていると良いです。世の中にはやってみないとわからないことが沢山あると思うのですが、その中でも「これでいこう!」と引っ張れる人がいるだけで進み方が全然違います。

終わりに

ここまでお読みいただきありがとうございます。私は2018年度の4月に新卒入社し、新規事業に関わるチームに配属されました。そのチームでは「誰がなにをやるのかわからない」「意思決定者がいない」という状態だということに気づき、ひとりで悩んでみたり、同期や先輩に相談したりして出したひとつの答えがこの記事です。こんなにうまくいかないことばかりだと思いますが、何かの参考になれば嬉しいです。ありがとうございました。

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